ファンの間では波紋使いとも囁かれている漫画家、荒木飛呂彦先生の人気作『ジョジョの奇妙な冒険(以降、ジョジョ)』。
その派生作品が2020年12月28日～30日の午後10時から3夜連続で、NHK総合とBS4Kにて同時放送されるニュースが入ってきました。
岸辺露伴＝高橋一生さんの主演で、ついに『岸辺露伴は動かない』が実写ドラマ化するんです!
≫詳細はこちら【cinemacafe.net『高橋一生が露伴に、相棒役は飯豊まりえ「岸辺露伴は動かない」ドラマ化】
岸辺露伴という漫画家
岸辺露伴は、ジョジョ第4部「ダイヤモンドは砕けない」の登場人物。
ジャンプ・コミックスでは、ジョジョ第34巻「漫画家のうちへ遊びに行こう」から登場。
リアリティを何よりも重視する漫画家として、描かれています。
✓ 蜘蛛を解剖して内臓などの位置を確認したあと、舐めて味を確認
✓ 自分がボコボコに殴られた経験を活かし漫画を描く
などの奇妙なリアリティ追求エピソードがあります。
当時の週刊少年ジャンプは、まだ表現規制が緩かったんでしょうね(笑)
性格は非常に負けず嫌いで、大人げない。
「相手をいかにして打ち負かすか」を、自分の利益よりも優先する気性。
敵に捕まり、誘惑に対して言い放った「だが断る」という岸辺露伴のセリフは、彼の負けず嫌いな性格を象徴しています。
強引かつわがままで「オレ様」なところもあり、オレ様好き女子には、岸辺露伴ファンがいるほどの強烈なキャラクターです。
基本的に人間嫌いで、他人と関わりあうことを避けるために漫画家という仕事を選んだという人。
「でも、アシスタントとの関わりがあるんじゃ…」
と思われた人は、岸辺露伴という男の脅威さをこれからご説明します。
岸辺露伴は人間関係が嫌でアシスタントも雇いません。
なんと岸辺露伴という男はアシスタントなしで、毎週19ページの連載を成立させる驚異的な描画能力を持っているのです。
✓ 下書きなしで直接ペン入れ
✓ ペン先からインクを飛ばして、はみ出さずにベタ塗り
✓ 何本も持ったペンで一気に効果線を書き入れる
たぶん、荒木飛呂彦先生の願望が岸辺露伴を生み出したんだろうなぁと、勝手に思っています(笑)
実写ドラマ化 3エピソード
NHK総合とBS4Kにて放送されることが決定した『岸辺露伴は動かない』。
タイトルの「動かない」は、「岸辺露伴は主人公ではなく、あくまでも物語のナビゲーターである」という意味。
狂言回しとしてのキャラクターが岸辺露伴、ということで登場したのがコミック版。
対して実写ドラマ化では、高橋一生さん扮する岸辺露伴が、どのような立ち位置でストーリー展開していくのか？
岸辺露伴の相棒となる女性編集者・泉京香役の飯豊まりえさんと高橋一生さんが、どう絡んでいくのか?
今から楽しみであります。
気になる実写ドラマ化エピソードは、以下の3つです。
第1話「富豪村」 2020年12月28日(月)放送
ジャンプ・コミックス『岸辺露伴は動かない』第1巻に収録。
エピソード#05「富豪村」より。
富豪村の案内役・一究役を、「テセウスの船」の柴崎楓雅さんが演じます
第2話「くしゃがら」 2020年12月29日(火)放送
ジャンプ・ジェイ・ブックス『岸辺露伴は叫ばない 短編小説集』に収録。
著者、北國ばらっど氏による「くしゃがら」より。
使用禁止用語「くしゃがら」に取り憑かれた志士十五役を、森山未來さんが演じます。
第3話「D.N.A」 2020年12月30日(水)放送
ジャンプ・コミックス『岸辺露伴は動かない』第2巻に収録。
エピソード#08「D・N・A」より。
※雑誌掲載時は「エピソード#09」となっていたが、単行本では「エピソード#08」に変更。
少女漫画誌で有名な「別冊マーガレット」にて掲載。
荒木飛呂彦先生が少女漫画誌に、初めて漫画を掲載した作品としても知られています。
事故によって記憶を失っている平井太郎役に、中村倫也さん。
交通事故で夫を亡くし娘と二人で暮らす片平真依役を、瀧内公美さんが演じます。
実写ドラマ化の放送前に予習しておきたい方は、↓こちらからどうぞ。
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| 岸辺露伴は動かない 第1巻 「富豪村」収録 | 岸辺露伴は動かない 第2巻 「D・N・A」収録 | 岸辺露伴は叫ばない 短編小説集 「くしゃがら」収録 |
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NHKでなぜ、ジョジョのスピンオフが実写化?
NHKで放送された教養番組「探検バクモン」に、荒木飛呂彦先生が出演されていました。
2018年8月29日放送「国立西洋美術館 奇妙な冒険」の回です。
「おお～!荒木先生が爆笑問題と一緒にテレビに出てる!」
と、録画して見ていた私は感動したものです。
その荒木飛呂彦先生のジョジョから派生した作品「岸辺露伴は動かない」が、NHKで実写ドラマ化される。
なんか運命的なものを、勝手に感じています(笑)。
2020年12月28日から30日までの3日間。
午後10時からは、NHKから目が離せません!
【参考、引用】
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