競艇払戻金の確定申告|テレボート利用者ならデータが残るから楽チン

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経年変化と出来事と
疑問な高齢男性 画像競艇払戻金にかかる確定申告の仕方がわからない。
疑問なサラリーマン 画像舟券はテレボートでしか購入していないんだけど、確定申告に使う『所得計算書』はどう作ればいいの?

 

今回は競艇払戻金にかかる「確定申告」の仕方や、「所得計算書」の作り方について解説します。

 

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競艇払戻金の確定申告をすべき人としないで済む人

競艇 写真

 

競艇払戻金は、一般的には一時所得となります。

一時所得は、競艇の払戻金だけではありません。

同じ公営競技の競馬・競輪・オートレースの払戻金や、賞金や懸賞当せん金、生命保険や損害保険の一時金・満期返戻金が一時所得として分類されます。

確定申告書の記載方法 画像

【画像引用:国税庁『令和2年分 所得税及び復興特別所得税の確定申告の手引き 確定申告書B用』より】「

 

そのため、一時所得の確定申告は

✓ 公営競技(競馬・競輪・競艇・オートレース)の払戻金
賞金や懸賞当せん金
 生命保険や損害保険の一時金・満期返戻金

これら全ての合算で申告する必要があります。

 

競艇の払戻金があった場合、いくらから確定申告が必要になるのか?

その簡単な目安は、下記タイプ別に分かれます。

● 一時所得が競艇払戻金のみの場合は、払戻金の受取額が50万円超えたら申告必要な目安
● 一時所得が競艇払戻金以外にもある場合は、全ての受取額の合算で50万円超えたら申告必要な目安

 

一時所得が競艇払戻金のみか、それ以外にもあるかどうか。

それで、払戻金受取額の申告目安が違ってくるということですね。

ぶっちゃけると、一時所得が競艇払戻金のみの場合は、払戻金受取額が50万円超えなければ申告の必要はありません。

しかし、一時所得が競艇払戻金以外にもある場合は、払戻金受取額がたとえ年間110円だけだったとしても、申告必要な場合があるということです。

 

ただし、上記でご紹介しているのは、あくまでも目安です。

実際には

一時所得で受け取った金額に対する必要経費分を差し引いた金額が、50万円超えた分から

確定申告が必要となります。

国税庁からのお知らせ 払戻金の支払を受けた方へ 画像

【リーフレット引用:国税庁『公営競技の払戻金の支払いを受けた方へ』より】

 

払戻金にかかる所得を計算する場合

払戻金の年間受取額と払戻金に係る年間投票額(当たり舟券の年間購入額)

が必要となります。

ハズレ舟券は、一切必要経費にはできないことに注意です。

 

競艇場で舟券購入の場合は、当たり舟券の購入額と払戻金の受取額を都度、所得計算書に記しておく必要があります。

公営競技の払戻金に係る所得の計算書 エクセル様式 画像

 

所得計算書の様式は、国税庁HPよりダウンロードできます。

≫ 「公営競技の払戻金に係る所得の計算書」ダウンロードはこちら

 

テレボートで舟券購入の場合は、日別の投票結果が最大2ヶ月間データとして残るため、自分でメモしておく必要がありません。

確定申告で使う所得計算書は、テレボートの日別集計データをエクセルにCSV抽出し、これを整理して使うことができます。

次から、テレボートの投票結果データを用いた所得計算書の作り方を解説します。

 

公営競技払戻金を含めた一時所得の確定申告について、シミュレートしたものがあります。
興味のある方は、あわせてご覧ください。
≫ 公営競技払戻金の確定申告シミュレートはこちら

 

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テレボート利用者の確定申告方法

BOAT RACE テレボート 投票結果 画像

「テレボートは確定申告の強い味方!」と言っても過言ではない機能があります。

それが「投票結果」履歴機能です。

テレボート 集計データについて 画像

【画像引用:BOAT RACE『テレボート会員限定コンテンツの紹介 投票結果参照』より】

テレボート利用者であれば使える機能で、投票結果収支を「日別」「月別」「年別」で集計してくれます。

 

ここで、私が実際に購入した各集計期間別データを、ご覧いただきたいと思います。

お恥ずかしいのですがね💦

 

テレボートの各集計期間別データ

BOAT RACE オフィシャルサイトの「テレボート(ネット投票)」タブ→「投票結果」から

・ 日別集計(サイドバーの投票結果メニューでは”投票結果 → 投票結果照会”)
・ 月別集計(サイドバーの投票結果メニューでは”月別収支”)
・ 年別集計(サイドバーの投票結果メニューでは”年別収支”)

を確認することができます。

 

■ 日別集計

テレボート 日別集計 投票結果 画像

 

日別集計は「投票結果メニュー:投票結果」→「カレンダーの日付クリック」により、日別の舟券購入や払戻金の閲覧ができます。

例として、2021年3月2日に私が舟券購入した実際のデータを表示しています。

確定申告の所得計算書は、この「日別集計」のCSVデータを、エクセルで整理して使用します。

なお、CSVデータとして抽出できるのは、日別集計のみとなっております。

エクセル抽出データ 画像

 

上記は2021年3月2日のデータを、エクセルにCSVデータとして抽出したものです。

「日付」「受付番号」「レース場」「レース」「勝式」「組番」「購入金額」「的中返還」「払戻金」「払戻計」の10項目が抽出されます。

 

所得計算書で実際に使用するデータは

 「的中返還」の的中と返還により、払戻を受けたデータのみ使用する

ということです。

「的中返還」には

・ 的中(購入した舟券が的中したとき)
・ 返還(フライングや欠場・トラブル等で購入した舟券が返還されてとき)
・ なし(購入した舟券がハズレたとき)

の3項目があり、競艇払戻金における確定申告で必要になるのが、的中と返還を受けた時のデータだからです。

「的中返還」で「なし」となっているものは、ハズレ舟券であることを表しているため、必要経費にすることはできません。

この的中返還における詳細データを閲覧できるのが、日別集計のみとなっております。

 

また、テレボートの日別集計は

前月1日から当月の最大2ヶ月しか閲覧することができない

ため、閲覧できなくなる2カ月以内にCSVデータを抽出して、エクセルに保存しておく必要があります。

テレボート 投票結果照会 画像

 

私は2021年2月10日より舟券購入を開始していますが、上記写真でもわかるとおり2021年4月19日現在は、3月と4月のカレンダーしか表示されていません。

2月の日別集計データは、さかのぼって閲覧ができなくなっております。

 

表情曇る中年男性 画像な~んだ。
いつでも見れるわけじゃないんだ・・・

と、思われますよね。

しかし、閲覧期限の2カ月以内であれば

✓ 舟券購入した都度、払戻金と当たり舟券をメモしておく必要がない
✓ 日別集計のCSVデータをエクセルに保存し整理するだけで、所得計算書になる

というメリットがあるため、非常に楽チンなんです。

 

のちほど、実際に日別集計データを用いた所得計算書の作り方をご紹介します。

≫ 至急見たい方はこちら

 

■ 月別集計

テレボート 月別集計 月別収支 画像

 

月別集計は「投票結果メニュー:月別収支」→「閲覧したい月を指定し、再表示ボタンをクリック」することにより、指定月の収支合計や日別での舟券購入・払戻金の合計額、的中率等の閲覧ができます。

集計期間は、前年1月から当月の最大24ヶ月分が閲覧可能です。

 

月別集計では、指定月の日別合計を閲覧できるものの、ここで注意なのが

月別集計の「日別合計」項目では、「的中返還」の「的中・返還・なし」3項目全てを含めた、舟券購入金額の合計額が表示される

点です。

「的中返還」の「なし」を含めた購入金額合計額のため、的中と返還でいくら購入したかの詳細がわかりません。

これは、次にご紹介する年別集計でも同じことが言えます。

 

元来、テレボートの集計データは「確定申告用としては作られていない」ということがあります。

的中率や回収率を表示し、舟券購入予想の参考データとするのが主な使い方だからです。

日別集計データのみでも確定申告用として使えるのは、ありがたいことなんですね。

 

実際に月別集計で表示される「日別合計」項目の3月2日のデータと、日別集計でCSV抽出した3月2日のデータを見比べてみましょう。

 

<月別集計 3月2日データ>

テレボート 月別集計 日別合計 画像

 

<日別集計 3月2日データ(SCV抽出後)>

エクセル抽出データ 画像

 

日別集計データについては、エクセルの数式機能「オートSUM」を使い、購入金額と払戻計の合計額を計算したものとなります。

上記2つのデータを見ると月別集計の「購入金額合計」は、日別集計の「的中返還」項目で「なし」のものも含んでいることがわかります。

どちらも購入金額は1,000円、払戻計は860円で合致してますよね。

 

では、所得計算書で使う、実際の3月2日データはどうなるのでしょうか?

エクセルのフィルター機能とSUBTOTAL関数を使って、整理してみます。

エクセル抽出データ 画像

 

「払戻計」の合計額は変わりません。

しかし、実際に返還・的中により払戻された、当たり舟券(返還含む)の「購入金額」合計額は

1,000円ではなく、500円

となります。

「的中返還」項目の「なし」を含めない申告に必要な金額は、この500円が正解。

ハズレ舟券を購入した残り500円分は、確定申告の経費にはできません。

これが、月別集計と日別集計の「購入金額合計」におけるデータの違いです。

 

月別集計では、その月の払戻金合計額についてのみ、所得計算書の参考とすることは可能です。

 

■ 年別集計

テレボート 年別集計 年別収支 画像

 

年別集計は「投票結果メニュー:年別収支」→「閲覧したい年を指定し、再表示ボタンをクリック」することにより、指定年の収支合計や月別での舟券購入・払戻金の合計額、的中率等の閲覧ができます。

集計期間は、前々年1月から当月の最大36ヶ月分が閲覧可能です。

 

先の月別集計でも解説したとおり

年別集計も「的中返還」の「的中・返還・なし」3項目全てを含めた、舟券購入金額の合計額が表示される

点に注意です。

「的中返還」の「なし」を含めた購入金額合計額のため、的中と返還でいくら購入したかの詳細がわかりません。

 

<年別集計 3月の月別合計データ>

テレボート 年別集計 月別合計 画像

 

<月別集計 3月の収支合計データ>

テレボート 月別集計 収支合計 画像

 

上記からもわかるとおり、月別集計の「収支合計」が年別集計の「月別合計」へと、そのまま反映されます。

月別集計の「収支合計」の積み上げが、年別集計の「収支合計」になるわけです。

 

年別集計「収支合計」では、その年の払戻金額合計について確認することができます。

テレボート 年別集計 収支合計 画像

 

これは、確定申告の所得計算書「払戻金に係る年間投票額」に該当します。

しかし、上記画像の「購入金額合計 \69,200」にはハズレ舟券も含まれているので、確定申告では参考にすることができません。

※ 上記画像の年別集計は2021年4月18日までの集計結果が反映されています。実際の確定申告には、その年の1月1日から12月31日までの集計結果が必要です。

 

払戻金にかかる当たり舟券の購入額は、日別集計でしか確認できないため

日別集計「投票結果履歴」のCSVデータ保存が大事

なんですね。

 

日別集計データを用いた所得計算書の作り方

パソコンで所得計算書を作る 写真

 

さぁ、お待ちかね!

テレボートの日別集計データを用いた所得計算書の作り方です。

 

これは、テレボートのみで舟券購入している方に有効。

競艇場などの舟券販売所でも購入されている方は、テレボートの日別集計データのほか、販売所購入分も追記する必要があるのは、言うまでもありません。

 

STEP① テレボートの日別集計をCSVで保存する

BOAT RACE オフィシャルウェブサイトのテレボート(ネット投票)タブから「投票結果」をクリックします。

テレボート 日別集計をCSVで保存する方法 画像

 

カレンダーが表示され、舟券購入日は青字リンクになっています。

テレボート 日別集計をCSVで保存する方法 画像

 

青字リンクになっている日付すべてを一つずつクリックしては、CSV保存することになります。

※ 申告漏れ防止のため、購入日すべてCSV保存しておくことをオススメします。

 

カレンダーの青字リンクの日付をクリックすると、以下の画面になります。

テレボート 日別集計をCSVで保存する方法 画像

 

上記は、3月1日をクリックしたものです。

上側には「収支合計」「勝式別 合計」が表示され、下側にはその日に購入した舟券投票結果が表示されます。

下側の投票結果に「CSVで保存」ボタンがあるのでクリックすると、エクセルデータとして投票結果データが作成されます。

CSVで保存する場合、あらかじめテレボート上でフィルタ指定して保存することもできるのですが、ここではフィルタ指定をせずに、初期値の状態でCSV保存します。

 

■ 初期値

・ レース場 → 全て

・ 勝式 → 全て

・ 的中返還 → 全て

・ ソート → 受付番号

上記のまま、フィルタは何もいじらずに「CSVで保存」ボタンをクリックするだけです。

 

ボタンをクリック後、お使いのPC設定や検索エンジン等によって、エクセルが開いたり、ダウンロードの通知があったりします。

テレボート 日別集計をCSVで保存する方法 画像

 

私が使っているPCでは、検索エンジンがGoogleで「CSVで保存」ボタンをクリックすると、画面左下(赤枠で囲んでいる部分)にダウンロードの通知がきます。

これをクリックすると、エクセルが開くことになります。

 

開いたエクセルがこちら。

CSVで保存したデータをコピペする方法 画像

 

CSVデータには

・ 日付  ・ 受付番号  ・ レース場  ・ レース  ・ 勝式
・ 組番  ・ 購入金額  ・ 的中返還  ・ 払戻金  ・ 払戻計

上記、全10項目のデータが作成されます。

 

STEP② 初めのCSVデータはエクセルデータに変換し、名前を付けて保存する

一番初めに作成したCSVデータは名前を付けて、エクセルデータとして保存しておきます。

CSVで保存したデータをコピペする方法 画像

 

名前を付けて保存する場合、ファイル名とファイルの種類を変更しておく必要があります。

当初、ファイルの種類は「CSV(カンマ区切り)(⋆.csv) 」となっております。

これを「Excelブック(⋆.xlsx)」に変更します。

 

ファイルの種類の右端にドロップダウンマークがあるので、これをクリック。

「Excelブック(⋆.xlsx)」を選んでクリックすることで、ファイルの種類が変わります。

 

CSVで保存したデータをコピペする方法 画像

 

ファイルの種類を「Excelブック(⋆.xlsx)」にし、ファイル名を自分のわかりやすい名前で保存します。

参考までに、私は「テレボート2021 舟券購入データ」と名前を保存しました。

CSVで保存したデータをコピペする方法 画像

 

 

CSVで保存したデータをコピペする方法 画像

 

これで、「CSVで保存」したデータが、エクセルデータとして保存することができました。

このエクセルデータは、所得計算書の基となるデータになります。

 

STEP③ 以降、日別集計データをCSVで保存しては、 所得計算書の基となるエクセルデータにコピペしていく

初めに作成したCSVデータをエクセルデータに変換したら、以降の日別集計データについては「CSVで保存」し、「日付」から「払戻計」までの全10項目のデータをコピペしていきます。

 

例として、初めに作成したCSVデータは3月1日のもので、これをエクセルデータに変換し、所得計算書の基となるデータにしました。

CSVで保存したデータをコピペする方法 画像

 

これに3月2日以降、舟券購入した日別集計データを「CSVで保存」し、コピペして追加していきます。

 

3月2日のCSVデータがこちら。

CSVで保存したデータをコピペする方法 画像

 

上記のように、各項目名は省いてデータのみを範囲指定します。

「コピー」または「切り取り」し、先ほど初めに作っておいた所得計算書の基となるエクセルデータに「貼り付け」します。

CSVで保存したデータをコピペする方法 画像

 

これで3月2日のデータが、コピペされました。

 

テレボートの日別集計データを用いて所得計算書を作るには

その年の1月1日から12月31日までに舟券購入した分、この作業を繰り返し行う

こととなります。

慣れるまでは、大変のように思われるかもしれません。

慣れてくると単純なコピペだけなので、30日分なら10分かからずコピペすることができるようになります。

 

ただし、日別集計データの保存期限は最大2ヶ月。

保存期限が過ぎると、CSV保存ができなくなってしまうので、注意が必要です。

 

STEP④ 所得計算書の基となるエクセルデータをフィルターがけし、「的中」と「返還」で抽出する

テレボートの日別集計データをすべてエクセルデータにまとめたら、所得計算書にするためにフィルターがけします。

 

参考までに実際、私が2021年2月10日から4月19日まで舟券購入したデータを、所得計算書にしたらどうなるかやってみます。

フィルターがけし的中・返還抽出する方法 画像

 

上記エクセル画面には、2021年2月10日から4月19日までの日別集計データがコピペされています。

これをフィルターがけします。

 

フィルターがけには「日付」から「払戻計」までの10項目に渡る項目名を、範囲指定します。

次に「データ」タブの「フィルター」をクリック。

フィルターがけし的中・返還抽出する方法 画像

 

上画像のとおり、各項目名の横に▼マークがついていればOK。

これでフィルターがけは完了です。

 

次に、項目名「的中返還」の横にある▼マークをクリックします。

フィルターがけし的中・返還抽出する方法 画像

 

所得計算書で使うデータは、「的中」と「返還」だけ。

当初は「なし」までも✓がついているため、「的中」と「返還」だけに✓をし、「OK」ボタンをクリックします。

フィルターがけし的中・返還抽出する方法 画像

 

フィルターがけし的中・返還抽出したエクセルデータ 画像

 

上画面のセル行番号を見ていただければわかるとおり、的中返還の「なし」を除くデータが抽出されます。

最後のデータもご覧いただきましょう。

フィルターがけし的中・返還抽出したエクセルデータ 画像

 

きちんと「的中」と「返還」データのみ、抽出されていますね。

 

4月19日のデータがないのは、購入した舟券が全てハズレだから。

ようは「なし」だから、表示されていないわけです。

 

STEP⑤ 項目「購入金額」と「払戻計」にSUBTOTAL関数を使い、合計額を算出する

フィルターがけし、「的中」と「返還」データを抽出したら、あとは購入金額と払戻計の合計額を算出するだけです。

 

抽出データの最後のデータを表示させたら、空白セルに関数を使い、合計額を算出します。

使うのはSUBTOTAL関数なのですが、抽出後のデータに「オートSUM」を使うことで、自動的にSUBTOTAL関数が適用となります。

フィルターがけし的中・返還抽出したエクセルデータ 画像

 

上画像ではG列が「購入金額」、J列が「払戻計」となっています。

データは「なし」のデータが表示されていないだけで、706行までデータがあります。

 

SUBTOTAL関数を使って「購入金額」の合計結果をG列708行に返したい場合、G列708行をクリックしたのち、「数式」タブ → 「オートSUM」ボタンをクリックします。

参照範囲がG2からとなっていれば問題ありませんので、そのままエンターキーで確定します。

フィルターがけし的中・返還抽出したエクセルデータ 画像

 

これで「的中」「返還」分の「購入金額」合計額がG列708行に表示されました。

 

同じように「払戻計」も行います。

フィルターがけし的中・返還抽出したエクセルデータ 画像

 

「購入金額」と「払戻計」の合計額が算出されたら、これで所得計算書が完成です。

見栄えを良くしたいなら、罫線を引き、印刷すればよいでしょう。

 

疑問な女性 画像ちょっと、待ってください。
「払戻計」の隣にある「払戻金」の項目って、何ですか?

気づいた人もいることでしょう。

いい質問です。

 

CSVで保存したデータには、「払戻金」と「払戻計」の2つ存在します。

「払戻金」というのは、100円で購入した場合に当たった「オッズ単価」を意味しています。

払戻金と払戻計の違い 画像

 

私の場合、100円のみで購入することがほとんど。

たまに200円で購入したのが当たると、上画像のように「払戻金」と「払戻計」に違いが生じていることがわかります。

 

では実際に、「払戻金」も合計額を算出してみます。

フィルターがけし的中・返還抽出したエクセルデータ 画像

 

「払戻金」の合計額が53,460円に対し、「払戻計」は55,380円となっています。

「払戻金」は100円で購入した場合のオッズ単価ですから、確定申告で使うべきは「払戻計」ということになります。

 

テレボートの年別集計でも確認してみましょう。

テレボート 年別収支 画像

 

フィルターがけし的中・返還抽出したエクセルデータ 画像

 

年別集計も2021年4月19日までに購入したデータが集計されているため、年別集計の収支合計「払戻金額合計」がエクセルの「払戻計」と同じ55,380円であることがわかります。

そのため、年別集計では払戻金に係る年間投票額を確認することは可能です。

 

しかし、購入金額の合計を見ると、エクセルのデータと違いが生じます。

これは、年別集計がハズレ舟券の購入額もすべて含んでいるから。

当たり舟券の購入金額合計を算出するために、日別集計データをエクセルで整理する必要がある

ということなんですね。

 

まとめ:競艇払戻金の確定申告で必要なデータは、単純な収支損益ではない

収支計算 写真

 

これらのデータからわかることは、私の場合

① 2021年2月10日から4月19日までに、71,200円の舟券を購入
② そのうち、当たり舟券購入額は17,500円で、払戻金合計が55,380円
③ 収支で見ると、55,380円-71,200円=▲15,820円の損失

ということがわかります。

 

収支で見ると③番となり、▲15,820円の損失となります。

しかし、実際に確定申告で必要なデータは②番でしたね。

当たり舟券購入額17,500円に対し、払戻金合計が55,380円。

55,380円-17,500円=37,880円の利益が出ていることになります。

 

なんか、数字のマジックにかかったような感じがしますよね💦

ホントは負け込んでいるのにね…

 

ただ、この理屈が理解できないと、未申告や脱税につながってしまいます。

知らなかったでは済まされません。

結局、あとでしっぺ返しを喰らうのは自分です。

 

 

 

納税は納期限に、きちんと正しく。

競艇払戻金に係る確定申告の参考になれば幸いです。

 

 









 

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