日本古来からのハンドメイド作品といえば、あなたは何を思い浮かべますか?
たぶん大多数の人が陶芸とか、焼き物と答えるのではないでしょうか。
それだけ、昔からハンドメイド文化の一つとして根付いている焼き物。
焼き物を簡単に表すと、泥を成形し焼いて作るモノ。
昔の人は、よく泥を焼こうと考えたなぁ |
と感心してしまいます。
泥を焼く。
今では、焼き物を作るためには当たり前の方法ですが、最初に考えた人って凄くないですか!?
その発想たるや、「おみごと!」と頭が下がります。
今回は焼き物の魅力と、焼き物作家さんの作品を手軽に購入できるサイト「大人の焼き物」をご紹介します。
焼き物の魅力
焼き物の魅力は
● 作る魅力
● 見る魅力
● 使う魅力
があります。
作る魅力
学生の時、修学旅行で陶芸をした記憶があります。
ろくろを回しながら、泥を成形。
形ができたら筆で模様を描き、最後は窯に入れて焼く。
焼き物を作る工程を見ると、簡単そうに見えます。
だって、ろくろを回しながら泥を成形すればいいんですよ。
すごく簡単そうじゃないですか!
でもね…
モノ作りというものは簡単そうに見えるものほど、熟練したスキルが必要なんです。
簡単ということは、粗が見えやすいということ。
基本ができていないと、すぐに粗が見えたり、失敗したりするんです。
ハンドメイド作品は、世界に一つだけ。
完全に同じものは、二つとして作ることができないのです。
一期一会という言葉がありますが、モノ作りにも同じことが言えると思います。
一品一魂。
一つ一つ、魂を入れながら作り上げる。
だからこそ、作品が生きてくるのでしょうね。
まぁ、これは作家さん目線での話なわけで。
私が焼き物を初めて作った時の感想は、「楽しかったなぁ」です。
こちらの動画のような、作る楽しさがあった記憶があります。
泥のイリュージョンだ…
by アシュラシンドローム 青木 亞一人さんの名言
焼き物を秀逸に表現した言葉ですよね(笑)
そのとおりだと思います。
焼き物作りの楽しい雰囲気が見てわかる動画。
家族みんなで楽しめるのも、焼き物を作る魅力にはあるのでしょうね。
見る魅力
焼き物作品を見ると、なぜか気持ちが引き締まるというか。
まぁ、落として割ってしまわないように、緊張するとでも申しましょうか(笑)
他の商品を見るよりも、姿勢を正して見ているような気がします。
実際に触ってみると、冷たい焼き物。
でも、どこかに温かみを感じる。
そんな不思議な作品の数々。
焼き物を自分で作らずとも、作品や商品を買って楽しむ方は多くいらっしゃいます。
骨董市や陶器市などが開催されると、好きで行かれる焼き物フリークの方っていらっしゃいますよね。
年代では高齢の方が多いのかと思いきや、若い女性などもいる。
古くからのハンドメイド作品である焼き物に、インスピレーションを感じる若手ハンドメイド作家も多いのだとか。
私もハンドメイドでレザークラフトを作っているため、その気持ち大変わかりますもん。
良い作品は見て楽しめ、飾っておくだけでも、なぜか気持ちがアゲアゲに。
ハンドメイド作品は大量生産できないというハンデがありながら、一品一品に人の温かさが宿っている。
見ているだけでも、ほっこりしたり驚きがあったり。
それが、見る魅力へとつながるのでしょうね。
使う魅力
一流の料亭では、一流の食器や陶器に盛り付け、食事を出してくれます。
料理人にとっては、味はモチロン、料理を魅せる技も必要。
そのために昔から焼き物は、料理を彩る縁の下の力持ち的に使われてきました。
日本のお茶。
焼き物に入れて飲むと、なぜか味が違う気がする。
同じお茶なのに、マグカップで飲むのとは違う。
なぜか?
それは、脳の錯覚が関係するのでは? と思います。
味は味覚として、脳で認知されるものです。
味覚という点では、焼き物だろうがマグカップだろうが関係なく、お茶本来の味を感じているハズ。
でも、お茶を入れるモノの違いで味が違うとすれば、味覚以外の作用があるわけです。
それは、視角や触覚といった感覚。
目で見て、触って。
その味覚以外の+αの感覚が同時に脳に認識された時、脳は錯覚するんだと私は思います。
みなさんはコーヒー飲むとき、お気に入りのカップで飲んだ方が美味しく感じたり、ホッとくつろげる感覚って、ありませんか?
それと同じで、焼き物も使うことで料理や飲み物の彩りを華やかにしたり、味さえも変えてしまう。
そんな魔法を、焼き物一つで味わうことができるのです。
大人の焼き物 作家の個性が光る、見て楽しく使って安らぐ作品の数々
陶器やガラスなど、作家の作品を購入する事ができる通販サイト。
それが、大人の焼き物です。
2020年12月15日現在、取り扱い焼き物種類は以下のとおり。
● 皿・プレート ● 鉢・ボウル ● 茶碗・丼
● マグ・カップ ● 湯呑み・そば猪口 ● 酒器
● 花器 ● ガラス器 ● 小物
結構、焼き物の種類って多いことがわかります。
そして、気になるお値段はと言うと…
安いもので600円から。
高いものだと16万8000円まで(2020年12月15日現在)と、案外お求めやすい価格設定。
また、大人の焼き物では作家・窯元別で作品を選ぶことができます。
作家のファンになったり、窯元のファンになったり。
その作り手の作品を容易に検索できるのは、いいですね!
まとめ:焼き物の個性は千差万別! あなたにふさわしい一品が見つかる
焼き物。
それは、日本人の感性として昔から染みついているもの。
もはやDNAに摺り込まれているといっても過言ではないでしょう。
焼酎や日本酒を飲むときは、焼き物で飲まれる方が圧倒的に多いですもんね。
焼き物の魅力は、作る・見る・使うだけに留まらず、“儚さ”にもあると思います。
落としてしまうと、簡単に割れてしまう焼き物。
割れてしまった焼き物を素手で触ろうとすると、怪我をすることも。
割られてしまった焼き物が、牙を向いているかのよう。
だからこそ、大事に丁寧に扱う。
焼き物から、モノを大切にすることを学ぶこともできる。
形あるものは、いつか壊れる。
壊れるまで、大事に丁寧に。
作り手と使い手の想いを一身に背負った、至極の焼き物。
そんな焼き物との出会いは、大人の焼き物にて。
あなたにふさわしい一品が、見つかるかもしれませんよ。
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