みなさんは”オロナインパック”というものをご存知ですか? |
数年前より話題になっていたオロナインパック。
その名のとおり、大塚製薬の『オロナイン®H軟膏(※以下、オロナイン)』をもちいた毛穴パック方法です。
一般的な方法として有名なのは
① オロナインを気になる毛穴部分を覆うように、たっぷりと塗る。
② 10~15分ほど経ったら、ぬるま湯で洗い流す。
③ 市販の吸着タイプの毛穴パックをする。
というもの。
オロナイン効果で毛穴の角栓をゆるめ
市販の吸着タイプの毛穴パックで根こそぎ剥がす というものらしいのですが… |
ここで注意!
オロナインパックをYoutube動画で検索すると、検索トップにかずのすけさんの注意喚起動画が出てきます。
かずのすけさんの動画はカソーダパックに関する動画でもお世話になっており、本来ありえない使い方で医薬品を使うことによる注意喚起をしています。
【動画引用:かずのすけ『絶対やってはいけない【オロナイン美容法】について注意喚起。オロナインは「医薬品」です。美容目的の誤った利用法は危険な副作用の原因になります。』より】
これ、大事です‼
カソーダパックについては「推奨しない」と言っていたかずのすけさんが、オロナインパックについては「絶対やってはいけない」と断言しています。
その理由としては
素人が勝手に適当に使うと、大変危険な副作用が生じるリスクがあるから
ということ。
オロナインの副作用について記載された添付文書。
そこには
関係部位 症 状 皮 膚 発疹・発赤、かゆみ、はれ、乾燥、ひびわれ ※ まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
症状の名称 症 状 ショック
(アナフィラキシー)
使用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動機、意識の混濁等があらわれる。
とあります。
医薬品には、こういった副作用を記載している添付文書等が必ずあります。
なんせ、医薬品ですからね。
2017年、新しくオロナインに追加された副作用として
があります。
アナフィラキシーショック
外部からアレルゲンが体内に入ることで急激に引き起こされる全身性の強いアレルギー反応のためにショック状態になること。
ハチに刺されたり、特定の食物を口にしたり、あるいは薬物の投与、ラテックス(ゴム)との接触などが原因となる。
アレルゲン摂取後、呼吸困難や意識障害といった症状が現れたらすぐにアドレナリンを筋肉注射する必要があり、処置が遅れると早い場合で15分ほどで死亡することもある。
オロナインに使われている『クロルヘキシジングルコン酸塩』という成分。
これが、アナフィラキシーショックを引き起こす原因とされているのです。
通常、オロナインの正規の使い方では使っても数日。
一週間以上の使用はあまり考えられないのですが、オロナインパックなどの美容目的で毎日使用し続けていると、アナフィラキシーショックを引き起こすリスクが高まるというのです。
怖いですよね…。
アレルギー反応は先天的(生まれた時から)に持っているものばかりではなく、後天的に発症するケースの方が多いのです。
かずのすけさんも動画で触れていますが、昔『茶のしずく』石けんというものがありました。
私も20代の頃に3個セットを購入していたのですが、元々飽き性の私は1個だけ使って、残り2個は使わず保管していたのです。
このことが後日、最善な選択となりまして…
「肌を白くする」という触れ込みで人気を博した、茶のしずく石けん。
小麦の成分が肌を白くするという役割をしていたのですが、長年、茶のしずく石けんを使い続けたユーザーから、肌トラブルの苦情が続出したのです。
原因は、突然の小麦アレルギーによるもの。
当時は「茶のしずく石けん事件」としてメディアでも話題となり、販売元が購入者へ使用中止と製品を回収する騒ぎとなりました。
私も残り2個を返品し、その金額は販売元より補償された経験があります。
また、介護福祉士として働いていた時に、毎日ゴム手袋を着用しておりました。
しかも、パウダーフリーのもの。
それでも手首が荒れるという”ラテックス(ゴム)アレルギー”になってしまいました。
今現在ゴム手袋を履くのは、革の染色時やコーティング剤塗る時だけなので、まったく手首が荒れることはなくなったのですが、介護福祉士時代は手首があかぎれのようになり、しかも痒いというショック状態を経験しています。
でも、オロナインパックって毛穴の汚れが結構取れるって
言われているけど… 即効性があるなら、魅力的だよね? |
そう思う人もいるでしょう。
実際、即効性ってどうなんでしょうかね?
まぁ、即効性は個人差もありますが、あるようではあります。
だからこそYoutube動画にも、多数のオロナインパックをやってみた動画がUPされているわけで…
「古い角栓がごっそりとれたよ~♪」という動画の多い中、かずのすけさんのように注意喚起する動画もあるわけです。
私的には、かずのすけさんが正論だと思っています。
さて、「オロナインパックはダメ!」ということで終わってしまっては、意味がありません。
2021年、新たな美容系検証実験。
それは
こと。
昨年のカソーダ検証実験を継続しながら、新たにTAIGA流 毛穴パック法を並行して行っていきます!
参考にした毛穴パック法
メイクアップアーティストの黒木 絵里 氏がプロ目線で、オロナインパックの仕方を改良した方法があります。
題して「黒木流・オリジナルオロナインパック」。
その方法がこちら。
(1) 毛穴ケアの常識!ホットタオルで毛穴を開かせる
毛穴ケアは、やみくもにケアしても効率が悪いため、ホットタオルで毛穴を十分に開かせてから行う。
(2) オロナイン軟膏を気になる毛穴に塗る
毛穴を十分に開かせたあとは、オロナイン軟膏を少し厚めに肌色が見えなくなる程度まで塗っていく。
(3) オロナイン軟膏を塗った上からラップをかぶせ、待つこと15分
オロナイン軟膏を塗った上からラップをすることで、適度な保温・保湿効果があり、オロナイン軟膏がより毛穴に浸透しやすくなる。
(4) コットンでやさしく拭き取る
巷の女性が行っているオロナインパックは、ここで1度オロナイン軟膏を洗い流す作業に入るが、筆者はその手間を省く。その後の手順に秘密あり。
(5) クレンジングオイルをクルクルなじませる
オロナイン軟膏を洗い流さず、拭き取ったのはここで毛穴のクレンジングをするため。皮脂汚れを浮かせるためには、オイルクレンジングが最適。パックを行った部分だけにオイルをなじませ、やさしくクルクルなじませる。
(6) オイルをしっかり乳化させ、ぬるま湯で洗い流す
ここで初めて洗い流す。洗い流すのは水ではなく、ぬるま湯で。36℃~38℃程度を目安に、しっかりとオイルを乳化させてから、すすぎ残しのないように流す。
(7) 清潔なタオルで拭き取ったあとは忘れちゃいけない!アフターケア
毛穴を開いて汚れを除去する作業を行ったため、開いたあとは閉じるのがマスト。正確に言うと”毛穴の引き締め作業”。筆者が行ったのは、保冷剤をガーゼハンカチにくるんで鼻にあてる方法。もちろん冷やし過ぎは厳禁で、心地よい程度に冷やして毛穴を引き締める。このほかにも、冷蔵庫で冷やしておいた化粧水をパッティングするという方法もオススメ。
※ 個人的にはこの話題のパック法”アリ”だが、メーカーが意図している商品の用途とはかけ離れた使用法であるため、自己責任で。
この「黒木流・オリジナルオロナインパック」法をベースに、私TAIGA流の毛穴パック法を編み出しました!
ってか、ぶっちゃけ代用ですけどね💦
その全貌を、次からご説明します。
TAIGA流 毛穴パック法
2021年1月5日現在、私TAIGAの毛穴状態。
40代初老オジサンの毛穴見せられてもねぇ… |
申し訳ない…
検証実験なので、あたたかい目で見てやってくださいませ💦
検証実験を重ね、この40代初老オジサンの毛穴が一体どうなるのか!?
楽しみですね。
必要なもの
それではこれから、『TAIGA流 毛穴パック法』を実践するにあたり、必要なものをご紹介します。
✓ マダムジュジュ(※ 紫蓋のもの)
✓ Utila Organic 未精製ひまし油
✓ ハトムギ化粧水
✓ ラップ(※ 適当な大きさにカットしたもの)
✓ ペーパータオル(※ 適当な大きさにカットしたもの。ティッシュでも可)
必要なものは、上記5点。
黒木流・オリジナルオロナインパック法で使用されたもののうち
オロナイン ⇒ マダムジュジュ
クレンジングオイル ⇒ Utila Organic 未精製ひまし油
へと代用して使います。
マダムジュジュには、ピンク蓋の『マダムジュジュ 恋する肌』がありますが
今回は、紫蓋の方を使います。
紫蓋の方は、”マダムパック”なるクリームパック法があり
パッケージにも記載のあるやり方。
オロナインは医薬品であり、オロナインでの毛穴パックはそもそもの使用用途が違うため、行いません。
そのかわり、マダムジュジュを代用することにより、毛穴パックを行っちゃおうというのがTAIGA流。
ただ単に、自宅にマダムジュジュが数個備蓄しているものがあるからということも、あるとかないとか…💦
ある意味、在庫一掃整理企画ですよね(爆)
まぁ、ムダにするよりは使った方がいいですからね(笑)
メインに、マダムジュジュを使うのがTAIGA流。
そしてクレンジングオイルの代用として使うのが、ひまし油です。
こちらも、前回購入したUtila Organicの未精製ひまし油を使います。
500mlの大容量ボトル。
普通に使っていたら、なくなるまで2年ほどはかかるであろう代物。
こちらも有意義に消費するために使用します。
ちなみに、ひまし油をクレンジングオイルとして使う人もいるため、間違いではない使い方です。
アフターケアとして使う化粧水には、ハトムギ化粧水を使用。
こちらも昨年6月頃に購入し、まだ使い切れない状態で残っていたものを使用。
こちらの化粧水は、冷蔵庫で冷やしてから使います。
それでは次に、TAIGA流 毛穴パックの手順をご説明します。
TAIGA流 毛穴パックの手順
① 入浴後、もしくはホットタオルで毛穴を開かせる
毛穴パックの効果を高めるために、入浴後の状態やホットタオルで毛穴を十分に開かせてから行います。
② マダムジュジュを気になる毛穴に塗る
マダムジュジュと適当な大きさにカットしたラップを用意します。
今回は鼻の毛穴に塗っていきます。
毛穴が見えなくなるくらい、たっぷりと。
③ マダムジュジュを塗った上からラップをかぶせ、待つこと15分
マダムジュジュを塗ったあとは、上からラップでパックします。
この状態のまま、15分放置します。
④ ペーパータオル等でやさしく拭き取る
キッチンペーパーやティッシュなどでマダムジュジュを拭き取ります。
この段階では、まだ洗い流しません。
あくまでも拭き取るだけです。
マダムジュジュを拭き取った写真。
うっすらとマダムジュジュの白いクリームが残ってますが、この程度なら許容範囲です。
⑤ ひまし油をクルクルなじませる
Utila Organic 未精製ひまし油はポンプ付きで出しやすいのですが、最後まで押しちゃうと、約2g分のひまし油が出てしまいます。
これだと多すぎるので、半押しくらいがちょうどよさそう。
出し過ぎてしまったら、頭に塗って育毛剤として使っても良いでしょう。
ただし、ひまし油はかなり粘度があるため、出勤や外出する用事がある日は、育毛剤として使うのは避けた方が良いでしょう。
ひまし油はマダムジュジュを塗った部分に重ねて塗ります。
クルクルと指でひまし油をなじませていきます。
⑥ ぬるま湯で洗い流す
ぬるま湯で洗い流すのは、ひまし油をなじませたあとに行います。
36℃~38℃程度のぬるま湯ですすぎ残しのないように、ひまし油を洗い流します。
⑦ 清潔なタオルで拭き取ったあと、冷蔵庫で冷やしたハトムギ化粧水で毛穴を引き締める
ホットタオルで毛穴を開き、マダムジュジュでパック。
その後、ひまし油でクレンジングし、ぬるま湯で洗い流した毛穴は、まだ開いている状態です。
このまま放置してしまうと、毛穴パックが台無しに。
開いた毛穴から汚れ等が浸透し、余計に黒ずんでしまうことも。
そのため、開いた毛穴を閉じる手順として、冷蔵庫で冷やしたハトムギ化粧水でパッティングします。
毛穴を引き締めたあとは、通常のスキンケア(保湿など)を行い、終了となります。
まとめ:オロナインは医薬品のため、マダムジュジュの化粧品とひまし油で検証していきます
2021年の検証実験。
このことについて、TAIGA流 毛穴パック法を週2回行っていきます。
例えば本日、火曜日から始めた場合、火曜日と金曜日の週2回行います。
火曜日から金曜日までは中3日、金曜日から火曜日までも同じく中3日。
週2回行うのは、中日(なかび)の間隔も各3日と同じになるため、検証実験するにはわかりやすくやりやすいと思います。
それに、毛穴パックは頻繁にやるものではないですからね。
きちんと休養日も設けて、安全性にも配慮しながら行っていきます。
効果的には、オロナインの方が出るのかもしれません。
しかし、医薬品として間違った使い方に当たる”毛穴パック”をオロナインで行ってしまっては、ブログ発信者としてのモラルはどうなのだろうか?
オロナインの間違った使い方で情報を拡散しても、なんのメリットがありませんしね。
デメリットしかない方法で検証実験を行って万が一成功したとしても、到底オススメできない方法なのであれば意味がありません。
✓ メーカー側でも、クリームパックのやり方を説明している
✓ ひまし油は、クレンジングオイルとしても使用されている
ということを踏まえた上で検証実験を行います。
TAIGA流 毛穴パックで、毛穴がどこまでキレイになるのか?
1ヶ月ごとの状態をブログで報告していきますので、お楽しみに~♪
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