人生は、たった一度きり。
どうせ寿命が来て、天に召されるなら「あぁ~、(人生)楽しかった♪」と言って逝きたい。
それが私の、今生最後の願いです。
楽しく生きるためのきっかけになればと始めた当ブログも、開設してから早8ヶ月。
2020年10月7日から本日までの、過去1か月間のブログ状況。
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これもひとえに、私のブログでも見に来ていただける閲覧者みなさまのおかげです。
いつも、ありがとうございます。
この場を借りて、感謝申し上げます。
私のブログは「経年変化」という、一つの大きなテーマに基づき発信しています。
経年変化を直訳すると「年を経て、起こる変化」のこと。
レザークラフトを行っている私にとっては、経年変化がどれだけ魅力的かが、痛いほどわかります。
レザー製品をお手入れしながら使い続けていくことで、革本来の味を引き出す経年変化。
人生で言うと
● 年齢を重ねても、カッコよく年を取りたい
● 実年齢を言っても「噓でしょ!?そんな年には絶対見えない!」と言われたい
● 年を取ることを楽しみながら生きていきたい
これらを叶えるため。
そして、最後に「あぁ~、楽しかった♪」で人生を締めくくるための経年変化。
そのきっかけになればと、毎日欠かさず経年変化をテーマとしたブログ記事を発信しています。
今回は、原点回帰!
レザー製品における「経年変化」と「経年劣化」の違いについて、ご紹介します。
実際の写真を見ると、違いがわかりますよ。
経年変化
6年ほど前の状態 | 2020年3月現在の状態 |
上記写真は、私が普段使いしているコインケースです。
ヌメ革で出来たレザー製品は経年変化により、革の色が飴色に変色するという性質があります。
レザー好きにとって革本来の色合いを出すことが、どれだけ嬉しく、そして誇らしいか。
レザー製品の日焼けや使用者の手の油、お手入れのオイル入れなど、さまざまな条件がオリジナルの変化をもたらします。
レザー製品の経年変化は、唯一無二。
あなたと一緒に、レザー製品は経年変化を遂げます。
「レザー製品は、育てるもの」とよく言われる理由は、経年変化にあるんですね。
経年変化については、こちらもあわせてご覧ください。
経年劣化
経年変化は、レザー製品にとってはプラスのイメージで使われます。
これに対して、何もお手入れをしなければ、革にシミやカビなどが生じてしまいます。
それを私は「経年劣化」と呼んでいます。
上記の写真は、革紐にカビが生じています。
ベルトループに取り付けて使用していた、スマホホルダー。
結構、作業用とかでもガシガシとタフに使っていたのですが、私の汗と反応しちゃったんでしょうね…
お手入れは全くしていなかったので、カビルンルン発生しちゃいました。
経年劣化は、元々は不動産用語。
「年月が経てば経つほど、品質が低下していってしまうこと」を表します。
人間にも「劣化」という言葉は、使われていますよね。
年齢を重ねシミやシワが増えたり、体重が増えたり。
ネットでアイドルの昔と今の写真を比べ「劣化したなぁ~」という人、いらっしゃいますよね。
そのアイドルにとっては「余計なお世話だよ!」っていうことなんですけど(笑)
レザー製品は生き物。
私たちと同じ。
やはり、お手入れしてあげなければ、シミやカビができてしまいます。
カビができてしまうと革にダメージを与えてしまい、最終的には腐ってしまいます。
レザー製品も私たちも、日頃のお手入れは大切なんですね。
お手入れの大切さ
経年劣化を防ぎ、経年変化させるために。
レザー製品も私たちも、「スキンケア」が大事です。
おっ、うまいこと言いましたね!
革(=皮=スキン)と、肌(スキン)。
分かりづらかったでしょうか?(笑)
レザー製品のスキンケアは、オイル入れが基本。
私が実際に使っているものは、こちらです。
レザー製品用おすすめスキンケア商品
ミンクオイルは、固形のワックス。
指にミンクオイルを取り、指の温かさでワックスを溶かしながら、革に塗り込みます。
ニートフットオイルは、液体のオイル。
ニートフットオイルをウールピースに垂らし、ウールピースについたオイルを革に塗り込んでいきます。
● 簡単なのは、ミンクオイル
● 仕上がりが良いのは、ウールピースで塗り込んだニートフットオイル
という感じが、私はあります。
レザー製品のスキンケア手順
① レザー製品のホコリを取る
スキンケア前に行う、結構重要な手順がこれ。
レザー製品についたホコリやゴミなどを、綺麗に取り除くことです。
掃除機を使ったり、ブラシを使ったりします。
私の場合は、ダイソーなどで売ってるダスター用刷毛を使っています。
② 固く絞った濡れタオルでレザー製品の銀面全体を拭き上げる
ホコリやゴミを綺麗に取り除いたら、ミンクオイルやニートフットオイルのオイル入れ前に行います。
レザー製品の銀面(革の表部分)を軽く湿らす程度に、全体を拭き上げます。
この時、チカラは入れ過ぎないで下さい。
革の可塑性により、変形する可能性があるからです。
革の可塑性は、こちらをあわせてご覧ください。
また、床面(革の裏部分)はトコノールやCMCなどの薬剤で整えられているため、なるべく湿らせないように拭くだけの方が良いでしょう。
雨や雪などで濡れた状態のレザー製品には、少し緩めに絞った濡れタオルで、雨染みになっているところと全体が同じ色に濡れるまで拭き上げます。
そうすることで、雨染みを目立たなくすることができます。
③ オイル入れを銀面全体に行う
濡れタオルでレザー製品を拭き上げたら、完全に自然乾燥させた後にオイル入れを行います。
湿っている状態でオイル入れを行うと、まだら模様ができる可能性があるためオススメしません。
ミンクオイルなら、指にとって革に塗り込む。
ニートフットオイルなら、ウールピースに垂らしたものを塗り込むでしたね。
オイル入れも、銀面に。
床面はオイルと違う薬剤が使われているため、なるべくオイルが付かないようにします。
④ 使い古しのストッキングを使い、銀面部分を磨いて整える
レザークラフト体験した際に、裏技的に教えていただいたことがこれです。
オイル入れ完了後、仕上げの意味で行っています。
ミンクオイルは固形ワックスのため、指で溶かしたとしても、塗り込む際に厚さが一定ではありません。
そのまま放置してしまうと、ワックスの厚さの違いで色合いに差が出ることも。
そのため、均一にならすためにも、使い古しのストッキングを使って磨いていくわけですね。
ストッキングで磨くことで、革の表面に光沢感が出るのも嬉しい変化。
経年変化により近づく、裏技的手順ですね。
経年劣化したレザー製品を捨てるぐらいなら、完全自己責任でリペアしてみたら?
さて、先ほど経年劣化の例としてご紹介した、スマホホルダー。
あなたなら、どうしますか?
捨てちゃいますか?
本革製品なら、捨てちゃうのはもったいない!
完全自己責任になりますが、自分である程度リペアすることも可能ですよ。
詳しくは、過去記事をあわせてご覧ください。
2020年6月14日
丸洗い前の状態 |
2020年6月15日
丸洗い後、一夜干しの状態 |
2020年11月8日
現在の状態 |
フェイクレザー(合成皮革)では、丸洗いすればそこで終了…
レザーが剥がれてしまうので。
本革でしかできないリペア方法なのですが、上記写真を見てもスマホホルダーの色合いは、丸洗い前の状態よりも現在の方が渋く味が出ています。
本革製品を捨てるなんて、もったいない!
どうせ捨てるなら、ダメで元々。
自分でリペアしちゃえばいいじゃん!
これを見れば、おわかりですよね。
まとめ:レザー製品の一生も一度きり。だから大切に扱う
レザー製品も私たちも、その一生は一度きり。
だから、お手入れは大切。
お手入れには、スキンケアの他にも愛情を込めることが大事。
レザー製品に愛情を込めていますか?
そして、自分自身にも。
愛情を込めるということは、大切に扱うということ。
大切に扱うことで、経年変化は引き起こされます。
経年変化には「モノを大切にする心」を育む効果があるのです。
たとえ経年劣化したとしても、自己リペアを早いうちに行うことで進行を食い止めるばかりか、すばらしい経年変化に導くことができます。
あきらめないで、経年変化を。
あきらめないで、自分自身に。
経年変化は、いつもあなたと共に。
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