ねぇねぇ、ママ~ |
なぁに?
マドカ。 |
今年 2021年の節分って、いつだっけ? |
えっ?
節分って言えば、毎年2月3日よ。 |
そうだよね…
でも、キョウスケくんがね「2月2日だよ」って、保育園で言ってたの。 先生も「キョウスケくん、よく知ってたね!」って、ほめてたよ。 |
あれっ…
節分って、2月2日だったっけ? 私の記憶がおかしいのかしら… |
やっぱり、ママも知らなかったんだぁ~
節分って、必ず2月3日ってわけじゃないんだって。 ちなみ今年の節分は、2月2日で間違いないってさ! だって、ググったもん!(笑) |
マジで!?
今年の節分が2月2日だったことも驚いたけど、マドカってググれたの!? 末恐ろしい… |
はい!
小劇場風でお送りしてみました(笑)
実は今年、2021年の節分は2月2日となるのです。
みなさんはご存知でしたか?
私もつい最近、このことを知りました。
お母さんと同じように、私も「マジで!?」と思っちゃいましたもん。
今回は、節分についての雑学を3つご紹介します。
2021年に恵方巻を食べる日は、2月2日です。
お間違いなく~
節分は、2月3日の固定ではない
2月3日は、節分。
こうインプットされている人が大半だと思います。
しかし、節分は2月3日と定められているわけではありません。
1985年から2020年までは、たまたま2月3日が節分だったということ。
過去には、2月3日が節分でない年もあります。
● 1897年(明治30年)は、2月2日が節分
● 1968年(昭和43年)は、2月4日が節分
● 1972年(昭和47年)は、2月4日が節分
● 1976年(昭和51年)は、2月4日が節分
● 1980年(昭和55年)は、2月4日が節分
● 1984年(昭和59年)は、2月4日が節分
こう一覧でみると、結構2月3日が節分でない日があったんですね。
驚きです!
今年の2021年(令和3年)は、2月2日が節分。
2月3日が節分でなくなるのは、1984年(昭和59年)以来37年ぶり。
また、2月2日が節分となるのは、1897年(明治30年)以来なんと、124年ぶりのこととなります。
【参考、引用】
節分は雑節の一つで、立春の前日を指す
Wikipediaでは、節分を以下のとおり解説しております。
節分(せつぶん、せちぶん)は、雑節の一つで、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のこと。
節分とは「季節を分ける」ことも意味している。
江戸時代以降は特に立春(毎年2月4日ごろ)の前日を指す場合が多い。
節分は、土用の丑の日でもおなじみの「土用」と同じ雑節なんですね。
雑節については過去記事にて説明しておりますので、あわせてご覧ください。
「節分=2月3日」というわけではなく
「節分=立春の前日」というのが正しいのですね。
ということは、1985年から2020年までは2月4日が立春だったから、節分は2月3日となっていたということですよね。
どうやら、節分の日がいつになるかは、立春の日が原因にあるようです。
節分の日は、二十四節気の一つ『立春』により左右される
二十四節気(にじゅうしせっき)は、1年を12の「節気」と12の「中気」に分類され、それらに季節を表す名前がつけられています。
立春、啓蟄、清明、立夏、芒種、小暑、立秋、白露、寒露、立秋、大雪、小寒の計12。
うち、立秋・立夏・立秋・立冬を四立(しりゅう)といい、季節の始まりを表しています。
雨水、春分、穀雨、小満、夏至、大暑、処暑、秋分、霜降、小雪、冬至、大寒の計12。
うち、夏至・冬至の二至(にし)、春分・秋分の二分(にぶん)をあわせて、ニ至二分(にしにぶん)といいます。
季節が変化するのは、地球の公転と自転が影響しています。
公転:地球が1年かけて太陽の周りを回る運動のこと
自転:地球自体が1日1回、回転する運動のこと
地球が太陽の周りを公転する際、自転軸の向きは地球の公転面(黄道面)に対して垂直ではありません。
自転軸を約23.4°傾けたまま公転することによって、季節の変化が生じます。
詳しくは、こちらがわかりやすいです。
二十四節気は季節変化を表す指標であり、太陽暦や太陰暦が密接に関係しています。
地球が太陽の周りを回る周期(太陽年)を基にして作られた暦(暦法)。
1太陽年を約365.242194日に基づいて、1年の長さを約365日としています。
月の満ち欠けの周期(朔望月)を基にして作られた暦(暦法)。
1朔望月を1月(ひとつき)としますが、1朔望月は約29.530589日。
12ヶ月だと12倍の約354.3367068日に基づいて、1年の長さは約354日となります。
太陽暦と比べ、そのままでは毎年約11日ずつ季節がずれていくことになってしまいます。
これを調整するために用いられるのが『太陰太陽暦』。
太陰太陽暦は、約3年に1回、閏月をいれて1年を13ヶ月約384日とすることで、暦の日付と季節のずれを調整したもの。
このことが1年を365日とする平年と、1年を366日とする閏年(うるう年)が生まれる原因です。
二十四節気と地球の公転の関係は、こちらがわかりやすいです。
まぁ、要約すると
● 地球の公転と自転による影響
● 太陰太陽暦では、二十四節気を用いて暦と季節のずれを調整
上記が関係し、立春となる日が調整されているということなんですね。
2021年以降、2月3日が節分じゃない年
今年は2月2日が節分となりますが、それ以降も2月3日が節分じゃない年はいつか?
Wikipediaを調べてみたら、面白いことがわかりましたよ!
● 2025年(令和7年)は、2月2日が節分
● 2029年(令和11年)は、2月2日が節分
● 2033年(令和15年)は、2月2日が節分
● 2037年(令和19年)は、2月2日が節分
● 2041年(令和23年)は、2月2日が節分
● 2045年(令和27年)は、2月2日が節分
● 2049年(令和31年)は、2月2日が節分
● 2053年(令和35年)は、2月2日が節分
● 2057年(令和39年)は、2月2日が節分
● 2058年(令和40年)は、2月2日が節分
2060年までを見てみると、2021年から2057年までは4年に1度、2月2日が節分となります。
今年は124年ぶりに2月2日が節分と言っておきながら、2021年以降は4年に1度の頻度で2月2日が節分になるという…
そして、2057年と2058年は、2年連続の2月2日が節分に。
もう、笑うしかないです(笑)
今年2021年の2月2日が、プレミアム節分デーと言ってもいいでしょうね。
その後は4年に1度、オリンピック並みの高確率頻度になっちゃうので(笑)
節分の日に豆をまく意味
節分のイメージといえば、豆まき。
私も幼少の頃に、落花生などをまいた記憶があります。
祖母から「本当は豆まくんだけど、掃除大変だから」と、自宅では落花生をまいてたっけ。
保育園では「鬼は外、福は内」の声掛けとともに、幼少時のフルパワーで鬼役の子へ豆ぶつけてたっけなぁ(笑)
節分に炒り大豆をまいたり、歳の数だけ炒り大豆を食べたりしますよね。
本来は、炒り大豆を用いる習慣でした。
節分の声掛けにもあるとおり、この習慣には邪気を払い、福を願うという意味があります。
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日本人は昔から、五穀(米、麦、ひえ、あわ、大豆)には「穀霊」と呼ばれる精霊が宿っていると考え、米よりも粒が大きい大豆は、より多くの精霊が宿るとされていました。
豆は「摩目」という語呂合わせができ、「魔の目に豆をぶつけ、魔を滅する」という意味があったようです。
イメージすると、「魔の目に、多くの精霊が宿った大豆をぶつけ、魔を滅する」ということ。
魔の目にぶつけられる精霊たちって、いったい…
ということは、ここでは考えないようにしておきましょうね(笑)
また、なぜ炒った大豆なのかというと諸説あるようですが、「炒る」を「射る」とかけて、縁起がよいことからと考えられていたそうです。
言葉の語呂合わせや、言葉をかけて習慣となった節分。
昔のイベント起源を調べてみると、結構、言葉が関係しているものが多いですよね。
言葉の持つチカラというものを、昔の人は信じていたのでしょうね。
恵方巻を食べる習慣はいつから?
節分に恵方(※)を向きながら、恵方巻を一気に一本、無言で丸かじりするとよいとされています。
※ 陰陽道において、その年の福徳を司る神である歳徳神(としとくじん)の在する方位のこと
恵方巻の起源の定説は、いまだ存在せず不明な点が多いとWikipediaでは説明があるものの、一般的に知られているのは、関西ルーツ説です。
江戸時代から明治時代にかけての商都大阪の花街では、節分に商人が芸子遊びをしながら、商売繁盛を祈り食べたとされています。
ただし、恵方巻という名称で呼ばれるようになったのは、実は1989年と意外に歴史が浅かったのです。
起源としては、諸説では江戸時代とされているものの、太巻き寿司を食べるという風習であり、恵方巻と名付けられていたわけではありません。
恵方巻の名付け親は、広島県広島市にある「セブン-イレブン舟入店」の野田靜眞氏。
「大阪には節分に太巻き寿司を食べる風習がある」ということを聴いて、1989年に店舗で恵方巻として売り出したのが始まり。
1998年から全国へ広がり、2000年代以降に急速に広がっていきました。
北海道民の私は、そもそも太巻き寿司を節分に食べる風習があったことを、子どもの頃に知る由もありません。
私が恵方巻のことを知ったのは、2000年代初期の頃。
末妹がセブンイレブンのアルバイトをしていて、そこで恵方巻を買ってきたことがきっかけ。
太巻き寿司を食べる習慣は、一部の地域で昔からあったものの、恵方巻という名称の太巻き寿司を食べるようになったのは、平成になってから。
しかも、恵方巻がメジャーになったのは、2000年代以降ということだったんですね。
ちなみに、2021年の恵方は『南南東』です!
【参考、引用】
【ぐるなび『仕掛けた人は誰?恵方巻きの由来・ルーツ・丸かぶりの謎』】
まとめ:2021年の節分は、2月2日(火)です!
節分雑学を3つご紹介してきましたが、私も今回リサーチして初めて知ったことばかりでした。
● 節分は、2月3日の固定じゃない
● 2021年以降、2057年まで4年に1度、オリンピック並みに2月2日が節分となる
● 言葉の語呂合わせと、言葉をかけて習慣となった豆まき
● 太巻き寿司を食べるようになった起源は諸説あるものの、関西ルーツ説が一般的
● 恵方巻は1989年、セブンイレブン舟入店から生み出された
2021年の節分は、2月2日の火曜日。
恵方は『南南東』です。
ぜひ、話のネタにご活用くださいませ!
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