朱肉裏インク補充法をネットで見て、感心した人
「朱肉のインク補充について、つい先日Twitterで目からウロコな朱肉の裏から補充する方法を知った。でも、補充インクに記載の方法では「朱肉の裏から補充するように」との記載がどこにもないんだよなぁ。なんでだろう?」 |
昨日の朝、ブログ記事ネタのリサーチをしていた際に目に留まった「朱肉インク補充を裏から行う方法」。
Googleトレンドの「リアルタイムの検索トレンド」にもランクインしていたぐらいなので、この記事を見た方も多いと思います。
私も実際にこの記事を見て、とても目からウロコだったのです。
私は高校卒業後に事務職員として社会人デビューしてから、早20数年。
事務職経験が無駄に長いにも関わらず、この「朱肉裏インク補充法」については、全く知らなかったのです。
私自身、朱肉インク補充の際に失敗した経験があります。
そのため、なるべく補充インクを出し過ぎないように注意しながら朱肉表面より補充していました。
それが「朱肉裏インク補充法」を知って、ショックを受けました。
なんて理にかなった補充法なんだ! と。
これはブログ記事として使えるから情報ストックしておこうと、お気に入りに紹介していたサイトを登録しておりました。
今朝になり
と、お気に入り登録していたサイトを開いてみたところ…
【画像引用:grape「朱肉にインクを補充するときは…『意外と知らない常識』に、反響「今まで間違えてたかも」より ※2020年7月18日8時現在、記事削除されている】
えっ、なんで!?
昨日、Googleトレンドにランクインしていた記事が、今日になって削除されてる…
普通なら、ありえない話ですよね。
「これは何かあるな」と、インク補充法についてリサーチしてみると、いろんなことがわかってきました。
朱肉裏からのインク補充は、自己責任のもとで行う分には裏技的な補充方法。
朱肉本体によっても、取り外せるものと取り外せないものがある。
補充インクに記載の補充法により行うのが、リスク回避にはなる。
今回は
について解説します!
朱肉タイプによっては、スポンジを取り外せないものや、取り外すのにリスクを伴うものがある
日本人にとって印鑑は、社会人のステータスとも言えるアイテム。
手続きや契約など、色々と使う場面があります。
また、会社勤めの方はご存知だと思いますが、会社には会社の印鑑「社判や社印」があります。
ちょっとした雑学を一つ披露すると
を区別した言い方であります。
個人印や法人印を書類へ押印する際に必須なのが、朱肉。
実はこの朱肉、大きく分けると2タイプあることをご存知でしたか?
と思われる人もいるでしょう。
残念ながら、印鑑ケースに付属しているやつと朱肉単体のやつではありません。
朱肉タイプには
の2タイプにわかれます。
それぞれの特徴を表でまとめると
朱肉別 | 朱肉の特徴 | インク補充 |
スポンジタイプ(布張り)朱肉 | ・印鑑印面の接地する部分がスポンジでできている
・乾きやすく捺印しやすい ・ムラができにくい ・大量書類への捺印や日常の捺印向き |
可 |
練朱肉 | ・朱肉の塊があり、練って使う
・朱肉がスポンジタイプよりも乾きにくい ・朱肉の色合いが鮮やか ・陰影が美しく鮮明 ・朱肉が薄れにくい ・公文書など重要な書類に利用されることが多い |
基本的には不可
※一部、メーカーによっては可 |
基本的にインク補充が可能なのは、スポンジタイプ(布張り)朱肉のみ。
練朱肉は、印鑑の印面にうまく朱肉がつかなかったり、朱肉が固くなってしまったり、カビが発生した場合は、練朱肉ごと交換しなければなりません。
ただし、一部のメーカーでは、メーカー専用練朱肉用の補充インクも存在しています。
【シャチハタ 朱の油 鯱旗印肉※「鯱旗印肉 公用」専用の補充朱油】
Twitterで話題となった「朱肉裏インク補充法」が使えるのは、スポンジタイプ(布張り)朱肉のみとなります。
また、同じスポンジタイプの朱肉でも
・スポンジを取り外せないタイプのもの
・スポンジを取り外すのに、破損や手が汚れる等のリスクを伴うタイプのもの
があり、一般的にはスポンジを取り外すことなく、スポンジ表面からの補充を想定して補充インクが作られています。
基本は、補充インクに記載の補充法により行うのがベター
私が考察するに、Googleトレンド入りした記事が削除された理由は
にあるのかなと。
動画付きで、わかりやすく反応したシャチハタ。
メーカー側として、裏蓋を分解してのインク補充は
・思わぬ怪我
・品質の低下
につながる恐れがあるため、推奨していないとのこと。
しかも、シャチハタ補充インクに記載の補充方法によると
とのことで、朱肉を裏側からインク補充することは記載されていません。
これは、はんこ専門店サイトで説明しているインク補充法でも同様。
まぁ、一般的には認知されていない方法だったからこそ
「朱肉裏インク補充法」は、目からウロコだったわけですよね。
朱肉裏インク補充法ができる朱肉本体であれば、自己責任のもとで行う分には、実は朱肉表面がにじみづらい補充法
商品におけるメーカー側の説明というものは、リスクが起きるのを防ぐためや最小限にするためのもの。
メーカー側の説明どおりに使用しない場合、何かトラブルがあってもメーカー側は、一切責任を取らないということを暗に示しています。
自己責任で行う分には、何かトラブルがあってもユーザーの責任ですから「朱肉裏インク補充法」だって、れっきとしたインク補充法なワケです。
まぁ、裏技ですよね。
でも裏技は、時には本来の正攻法をも、しのぎます。
本来のやり方でインク補充して、朱肉をベチャベチャにしてしまった新人くん。
いたずらピーナッツさんが入社当時、先輩から教わった「朱肉裏インク補充法」を新人くんに伝授。
これは、裏技の継承じゃないですか!
メーカー側は、推奨しないけど(笑)
でも、この裏技、実に理にかなってる。
朱肉裏からインク補充すると、インク表面がにじみづらく、インク補充してすぐに朱肉を使わなければいけない時は重宝する補充法。
どっちみち自己責任で行うなら、私なら裏技を使うかなぁ~
まぁ、推奨はしませんけど…
お持ちの朱肉と、補充インクを確認してみてください
「朱肉裏インク補充法」を自己責任においてしたい方は、まず朱肉を確認する必要があります。
上記写真は、私が個人使用しているシャチハタの30号朱肉。
いつもカバンに入れて持ち歩いているので、キズついてますけどね(笑)
最初、どうやって朱肉のスポンジを外すのか、わかりませんでした。
と思って、朱肉を眺めていたら
あれ!?なんか差込口みたいなものがある!
大きさにして3mm程度。
マイナスドライバーかませてみました。
マイナスドライバーかませて、てこの原理を使ったところ…
おぉ~、外れた~♪
ちょっと感動(涙)
でも、補充インク持っていないので、元に戻しました(笑)
シャチハタの速乾タイプ朱肉だと、大体は外せるのかなと思います。
メーカーや形状によっても違うので、まずは朱肉の確認を!
「朱肉裏インク補充法」は推奨しないけど、理にかなった補充法。
やるときは自己責任でお願いします!
私は責任、取れませんので…
コメント