親戚が一堂に集まって墓参りする日。
私が小さい頃、お盆時期のイメージはこうでした。
初老の歳を越えた今。
親戚が亡くなったり高齢のため集まる機会はなくなり、家族間のみの墓参りとなりました。
まだ私の父母が健在で認知症も患っておらず、元気に過ごせていることが幸せなことだと日々実感しております。
小さい頃の墓参りのイメージは、とにかく騒がしい。
親戚が墓参り前日に自宅に来て1泊してから、次の日に墓参り。
墓参りも3件していたので、少なくとも親戚は3グループ以上集まるわけです。
まぁ、騒がしくはなりますよね。
という図式が、子供ながらに出来上がっておりました。
墓参り後、お供えの団子は食べれるし、北海道のお赤飯は甘納豆なので甘い赤飯を食べれる行事。
それが子供の頃の墓参りをするイメージ。
でも墓参りをする意味とは、何なのでしょうか?
今回は
について、ご紹介します。
墓参りをする意味は、宗教によって違う
墓参り。
・ご先祖様を供養するため
・ご先祖様を忘れないため
など色々と墓参りの意味があります。
実は、墓参りの意味は帰依している宗教によって異なります。
様々な宗教が存在しますが、大まかに分けて3つ。
・仏教
・キリスト教
・神道
のそれぞれにおける「墓参りの本当の意味」を見ていきましょう。
仏教における墓参りの本当の意味
元は、インドの釈迦を開祖とする宗教。
仏陀の説いた教え。
仏教の墓参りは
・家族が無事で暮らしていること
・結婚や就職などの家族の変化があったら報告を行うこと
・家族が無事で暮らせていることを先祖や故人に感謝すること
など
のが、本当の意味。
決して
などといった
ということなのですね。
私、反省です…(苦笑)
キリスト教における墓参りの本当の意味
ナザレのイエスをキリスト(救い主)であると受け入れる宗教。
イエス・キリストが神の国の福音を説き、罪ある人間を救済するために自ら十字架にかけられ、復活したものと信じる。
世界における信者数は23億人を超えており、すべての宗教の中で最も多いのがキリスト教。
キリスト教の墓参りは
のが、本当の意味。
教会での懺悔では「主(=キリスト=神)よ…」と言い懺悔している様子が、TV番組などでも見られる光景ですよね。
映画『エクソシスト』では、凶悪な悪魔と教会の神父による命がけのエクソシズム(悪魔祓い)が話題となり、今でもホラー映画で語り継がれる作品です。
『エクソシスト』の中でも神のチカラを借りて、悪魔祓いをするカットが随所に見られます。
そうは言っても墓参りは、最終的にはご先祖様が天国で無事に暮らしていられることを祈ることが目的。
キリスト教では、それは神の思し召しとして
ということになるわけですね。
神道における墓参りの本当の意味
神道というと神社のイメージ。
神道は多神教であり、教典や具体的な教えはなく、開祖もいない。
神話、八百万の神、自然や自然現象などにもとづくアニミズム的・祖霊崇拝性が強い日本における民族宗教。
神道の墓参り。
神道では、そもそも「死は穢れ」にあたるため、個人のお墓をお墓とは呼ばずに「奥津城(おくつき)」と言います。
また神道の場合、お墓を神社に置かず、公営や民営の霊園などに置いています。
どうりで、神社にお墓が存在していないわけですね。
仏教では、お墓は寺院にあることの方が多いですもんね。
しかし、神道の墓参りも仏教と同じで
が本来の意味です。
【参考、引用】
【お墓の情報発信マガジン「お墓参りの意味は何か?お墓参りの仕方や必要性について」】
怪談話で説法を広める 日蓮宗 蓮久寺住職 三木大雲
お盆時期といえば、お墓参りの他に「怪談」も夏の風物詩の一つ。
昔は、みのもんたさん司会「午後は○○おもいっきりテレビ」の夏休み期間中だけの一企画「あなたの知らない世界」を子どもながらに楽しみにしていました。
現在では、怪談師・怪談家・怪談研究家なる人々が増えており、怪談ブームが到来しております。
その並みいる怪談話をするプロフェッショナル達の中でも、私がおススメしたいのが
なのです!
怪談和尚として有名な三木住職。
ホラー好きには知らない人がいない名物和尚。
怪談グランプリ2014優勝、OKOWA初代チャンピオンなど怪談話やジャンル不問の怖い話に関する賞レースの大会で、輝かしい称号を総ナメ。
今現在は、賞レースの大会からは引退し、YouTubeを主戦場にして「怪談説法」を広めています。
まだ三木住職が、自分のお寺を持てていなかった頃の話。
勤め先のお寺で
・案内状を出しても、人が集まってくれない
・若い人が中々、来てくれない
という悩みがあったと言います。
そう思った三木住職。
ただ、若い人が集まっている場というのが、中々ない。
若い人が集まるところを色々探していたところ、深夜の公園に10代ぐらいの人たちが何十人と集まっていた集団があった。
その集団に三木住職が「お坊さんの話を聞いてもらえないか」と言おうとしたら、その集団が仏教に精通している集団だということが見てわかった。
背中に刺繡で
とあった。
集団の中に入っていき、「天上天下唯我独尊」の意味を知っているかと声をかけた三木住職。
集団の方に、邪見に扱われる。
それは、暴走族の集団。
暴走族の人たちに、なんとか仏教の話を聞いて欲しい。
何度かトライするものの、邪見に扱われる。
それでも何とか聞いてもらえないかと思い、三木住職が考えついたのが
でした。
と言ったら、みんな「聞きたい、聞きたい」と集まってくる。
そこで怪談話をし、お説法をする。
そうすると暴走族のみんながだんだんと、相談を持ち掛けてくれるようになった。
これが「怪談説法」と称して、怪談を通じて説法を広めるきっかけとなった出来事でした。
【動画引用:YouTube動画 三木大雲チャンネル「【ニコニコ生放送一部公開】「三木住職の不可思議相談室第1夜」番宣 ※続きはニコニコ動画でご覧いただけます。」より】
三木住職の話は、お坊さんならではの話の他、住職ご自身が体験した驚愕の幽霊だけの怪談ではない人怖い話も魅力的。
三木住職の話で伝説的な「アフリカケンネルの話」。
これは聞いただけでもゾッとするを通り越し、衝撃の走る話。
園子温監督、2010年作品「冷たい熱帯魚」のベースとなった
において、実は若き三木大雲も殺されかけていたという話。
この話は、YouTube動画のおちゅーんOtune「『OKOWAチャンピオンシップ決勝戦』初代王者決定!」にて披露されると、誰もが驚愕した話。
興味のある方は、こちらからご覧ください ↓ ↓ ↓
【動画引用:YouTube動画 おちゅーんOtune「恐い話No.1決定戦『OKOWAチャンピオンシップ決勝戦』初代王者決定!」より】
※三木住職、驚愕の話「アフリカケンネルの話」は、2時間26分48秒あたりから。
その他にも、ジャンル不問の怖い話がてんこ盛り。
3時間25分44秒にも及ぶ、OKOWAチャンピオンシップ決勝戦、初代王者決定戦の模様が存分に楽しめます。
また、OKOWAチャンネルでは、アフリカケンネルの真相を三木住職が語っております。
【動画引用:YouTube動画 OKOWAチャンネル「三木大雲×松原タニシ対談③&怪談/アフリカケンネルの深層を語る】/『OKOWA deep.』Vol.3」より】
お盆時期なので怪談や恐い話をと思いまして、ご紹介してみました。
あくまでも、仏教の話を広げるために怪談話を織り交ぜて説法している三木住職。
興味のある方は、ぜひ「三木大雲」でググってみてくださいね。
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