そういう質問が聞こえてきます。
カービング作品をみれば圧倒されるのは確かです。
と思われている方。
今、カービングで有名なレザークラフターの方も、初めは初心者でしたよ。
そう、誰しも初めは初心者でした。
それを作ってみたいという情熱で、スキル磨きを積み重ねていったことで、すばらしいカービング作品を生み出すことができるようになったのです。
人間やりたいと思った時が、やってみるタイミング。
そのタイミングを逃すと、なかなかチャレンジできません。
恐れることなかれ!
やりたいという情熱があれば、3つのカット方向の練習を何回かやったら、即カービングデビューできます。
初心者に下手、上手は関係ない。
誰しも最初は下手なんです。
やったことがないから。
やったことがないから、初心者なんです。
1回でも作品を作ったことがあれば製作経験者となり、完全初心者ではなくなります。
今回は
という話をします。
ぜひ、敬遠せずにチャレンジしてくださいね!
カービングの練習には、3つのカット方向をするべし!
レザークラフトのカービングに使うカッターである、スーベルカッター。
スーベルカッターという道具を初めて見る方は
というのが率直な疑問です。
持ち方は、文房具や工具として使っているカッターの通常の持ち方ではありません。
どちらかというと、鉛筆の持ち方に似ている独特な持ち方です。
また、スーベルカッターの刃は両刃です。
革に対して垂直にスーベルカッターのボディを持ちながら、革にカット線を刻んでいきます。
スーベルカッターは独特な持ち方で、持ち方に慣れるのでさえ時間がかかります。
慣れない持ち方でカット線を刻むわけですから、練習は必要です。
とスーベルカッターの練習方法がわからない方もいらっしゃいますので、私が練習した「3つのカット方向」をご紹介します。
直線
スーベルカッターでカット線を刻む際の基本は、この直線です。
奥から手前、縦方向に直線のカット線を刻む練習をひたすらします。
縦方向に直線のカット線を刻む練習の際に
についてもイメージしながら練習をすることで、上達は早くなります。
S字
直線が慣れたら、今度はS字の練習です。
スーベルカッターは基本、奥から手前に引きます。
円形や半円を描く場合も、スーベルカッターの引き方は奥から手前。
また、基本は「より直線に近い形でスーベルカッターを引く方がやりやすい」というものがあります。
そのため、S字の上下半円に近い形状をカットする際は
ことを行います。
曲線の円弧がきつくなく、なだらかであれば、スーベルカッターを少し回転させるだけで奥から手前に引いてくることができます。
しかし、半円くらいの円弧になってしまうと、革を回転させながらカットするという技術が必要となります。
革を回転させながらのカットは、カービングにおいて必須スキルですので、こちらもひたすら練習して慣れることが大事です。
うず巻き
直線を引くことができ、革を回転させながらのカットができるようになれば、うず巻きをカットすることが可能となります。
うず巻きはカービングの集大成といっても過言ではないでしょう。
それだけ、カービングの基本が「うず巻き」には詰まっています。
うず巻きをうまくカットできるようになったら、カービング初心者は卒業といってよいと思います。
私も最初、この3つの方向をひたすら練習。
もう大丈夫と自分が納得するまでやってました。
カービングの練習には
だけを何回も練習して、自信をつけてください。
情熱があれば、なんでもできる!
3つのカット方向に自信がついたら、即カービングデビューしましょう。
私は最初、カービング図案集を持っていたため、自分の好きなシェリダンカービングからいきなり始めました。
その後、飼い犬のイラストをカービングで刻んだりと楽しみながら行っています。
そういうので良いと思います。
自分の好きな形やデザインをカットする。
もう3つのカット方向を練習してきてるので、全く問題はないでしょう。
むしろ、やりたいという情熱が必要です。
マンガのキャラでもイラスト画でも、なーんでもOK!
自分がカットしたい図案で練習する方が、情熱やモチベーションの維持ができ、上達も早くなります。
まとめ
カービングも練習あるのみ。
何回も何回も3つのカット方向を練習し、自信をつけてください。
そして、自分が好きな絵柄やデザインで実際にカービングすることで、スキルがどこまで上達したかがわかります。
ぜひ、カービングを楽しんでやってみてくださいね。
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