精神科医がこぞってヤバイとしているお酒|飲んだことがあるやつかも

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経年変化と健康と

 

不安になる女性 画像ある特定の種類のお酒は、ヤバイらしい…

そう、お医者さんがSNSで発信してたみたい。

 

みなさんはこんな噂、ご存知ですか?

聞いたことがある人も多いことでしょう。

実は噂でもなんでもなく、実際にSNSで警鐘を鳴らす発言があったんです。

 

ストロングZEROは『危険ドラッグ』として規制したほうがよいのではないか。

半ば本気でそう思うことがよくあります。

2019年の大晦日。

このような書き出しで始まる投稿をある医師がフェイスブックで行った。

その後、この発言はネットを中心に波紋を広げることになる。

 

投稿者は、国立精神・神経医療研究センター病院の薬物依存症センター長を務める松本俊彦氏。

過激とも受け取れる発言をしたのはなぜか。

インタビューをしたところ、背景にあったのは精神医療の臨床現場で感じる危機感だった。

【出典:東洋経済ONLINE『精神医療の現場で感じるストロング系のヤバさ』より】

 

まことしやかに囁かれているわけではなく、実際に発言した精神科医が東洋経済新報社の取材を受けているんです。

これは、マジ卍なヤツですやん!

日本語が変になってしまった40代男性の私。

 

12月と言えば、忘年会シーズン。

お酒を飲む機会が増える季節です。

一年の締めくくりとして友人・知人宅に集まり、どんちゃん騒ぎする方々も多いことでしょう。

 

そんな時に、お酒はつきもの。

宅飲みでは、精神科医が警鐘を鳴らす『ストロング系』を好んで飲む方々も、多くいらっしゃいます。

ストロング系とは、”ストロング系酎ハイ”のことで、私もこれまで結構飲んできました。

 

 

ストロング系というと有名なのが

● KIRIN

● サントリー

の2社。

 

どちらもお手頃価格でありながら、アルコール度数は9%と他の酎ハイよりも高めな度数。

酔っぱらって騒ぐ男女 画像今日は、酔いたい気分なのぉ~♪

俺もぉ~♪

そんな理由から、ストロング系に手を出す人たちも多いと思います。

 

手軽に酔える『ストロング系』の闇。

精神科医の警鐘に、あなたはどう感じますか?

 

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精神科医が過激な発言をしてまで警鐘を鳴らそうとする理由とは?

精神科医 写真

 

依存症を専門とする精神科医の間では、「ストロング系はヤバイ」という認識が以前からあったといいます。

臨床現場で危惧しているのは

過程の問題や不安定な雇用環境などが原因で生きづらさを抱えている人たちは、お酒を楽しむために飲むのではなく、つらい気持ちを紛らわすため、意識を飛ばすために飲む。

酩酊した状態でコントロールが効かなくなり、リストカットの傷を深く入れてしまう女の子もいる。しらふだったらそこまで切らないのに、ざくざくと切ってしまって大騒ぎを起こす

このような例をストロング系が登場してから、すごく見るようになったといいます。

 

【参考、引用:東洋経済ONLINE『精神医療の現場で感じるストロング系のヤバさ』より】

 

 

アルコール度数9%という高さ。

酎ハイなので飲みやすく、しかもお手頃価格。

お酒が進みやすくなる要素がアリアリなんですよね。

ストロング系ってヤツは。

 

私は毎日晩酌する習慣はないのですが、お酒好きな方だと毎日のように飲まれますよね。

お酒の適量は人によっても個人差はあると思いますが、つらいことから逃げる理由で意識を飛ばすために飲んでいるのなら、相当な量のお酒を毎晩飲んでいることになります。

そりゃあ、身体に良くない飲み方ですよね。

普通に考えてみても。

酔っぱらって訳がわからない状態の時は記憶がないことが多く、その状態では事故やトラブルが発生しやすくなりますしね。

 

薬物依存と違い、アルコール依存は

法律で規制されているわけでもないし
誰でも手軽にコンビニやスーパーなどで、お酒を入手できる

からこそ怖いんでしょうね。

 

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酒に含まれている依存性薬物『エチルアルコール』

飲み会 写真

 

アルコール飲料の主成分といえば、『エチルアルコール』という依存性薬物。

エチルアルコールは、呼び名が変わることでも知られています。

 

■ エチルアルコールを指す呼び名

国際化学命名法の呼び名:エチルアルコール

慣用名:エタノール

日本語名称:酒精

【出典:知っておきたいアルコールの基本知識Q&A『アルコール、エタノール、エチルアルコール、酒精の違いは?』より】

 

アルコール依存症について

アルコール依存症が起きるのは、このエチルアルコールによるもの。

アルコール依存症の観点でいうと、問題なのは酒の種類ではなく、飲んだお酒に含まれているエチルアルコールの総量にあるといいます。

 

【参考、引用:特定非営利活動法人 アスク『アルコール関連問題 アルコール依存症に関する誤解と真実』より】

 

■ アルコールの1単位

・ ビールのロング缶1本(アルコール5%想定・500ml)

・ 日本酒1合(アルコール15%想定・180ml)

・ ウイスキーダブル1杯(アルコール43%想定・60ml)

・ ワイン小グラス2杯(アルコール12%想定・200ml)

・ チューハイ1缶(アルコール7%想定・350ml)

・ 焼酎コップ半分(アルコール25%想定・100ml)

※ これらに含まれる順アルコール分量は、ほぼ同じ。

 

”アルコールの1単位”というものがあるんですね。

私、はじめて知りました。

 

ビールのロング缶1本と焼酎コップ半分を単純に比べたとき

アルコール度数が5倍になれば、お酒の量は1/5に

なっています。

これを応用して計算すると、ストロング系(アルコール度数9%の場合)の1単位は約280mlとなります。

 

通常、ストロング系は350ml缶が最低量。

すなわち、ストロング系350ml缶1本は、ビールのロング缶(500ml)1本よりもアルコール単位が高いということがわかります。

 

酎ハイはフレーバーの味により、飲みやすくなっています。

ビールが嫌いな方でも、酎ハイなら飲めるという人もいるでしょう。

通常の酎ハイは、アルコール度数7%を想定しており、350ml缶1本がビールのロング缶1本と同じ1単位。

しかし、ストロング系にしてしまうと、ビールのロング缶1本を越えてしまう単位に。

ビールよりも飲みやすいからと、がぶ飲みすると…

怖ろしいことがわかってしまいましたね💦

 

ちなみにアルコール1単位では、体内で完全にアルコール分が分解されるのに男性で約4時間、女性や老人では約5時間かかると言われています。

アルコール量にかかわらず「飲んだら乗るな!」を徹底しましょう。

龍造寺大雅は、飲酒運転撲滅運動に賛同します!

 

酒を飲んでも顔が赤くならない人は、依存症にならないのか?

唐突ですが、私はお酒が嫌いです。

でも、弱いわけではありません。

お酒飲んでも記憶を飛ばしたことはないし、顔も赤くなりにくい。

どちらかというと、「お酒を飲んだら理性を飛ばしちゃダメだ!」というセンサーが働き、かえって冷静であろうとするタイプの人間。

 

だから、人にお酒を勧められることが多くなるわけですが、もともと好きではなく、付き合いで飲んでいるもの。

まぁ、付き合う相手によっては飲み過ぎてしまうことも若い頃にはありました。

祖母がお酒を飲んだら変わる人だったので、それを子どもの頃に見ていた私は、そうなりたくないというのもあるんでしょうね。

お酒が嫌いな理由には。

 

30代に入るとお酒を飲む機会がグッと減ってしまったので、今は年に数回、カクテルや酎ハイを買っては1日に1本、気が向いた時だけ飲んでいるくらいです。

ちなみに私はキウイのチューハイがあれば、結構買っちゃいます。

キウイ好きなので(笑)

 

 

さて、こんな顔が赤くなりにくい私は、アルコール依存症にならないのでしょうか?

答えは、NO。

かえって依存症になる危険性が大なんです!

ここ、大事ですよ。

顔が赤くなりにくい人は注意です。

 

そもそも顔が赤くなるのは、アセトアルデヒドの作用に左右されます。

アセトアルデヒドとは

体内に入ったアルコールが、分解される過程でできる有害物質

のことをいいます。

 

■ 一般的に酒が強いと言われる人

飲んでも顔が赤くならない

⇒ アセトアルデヒドを分解する酵素の働きが正常で、分解がスムーズ

 

■ 一般的に酒が弱いと言われる人

飲んだら顔が赤くなる

⇒ 酵素の働きが弱い、もしくは全く働かないため、アセトアルデヒドが長時間体内に留まっている

 

上記のような違いはあるものの、やはりお酒は飲む量に注意。

アルコールの1単位は、酒に強い弱いは全く関係なく共通なのです。

たくさん飲んでも顔が赤くならない、または体調に異変がないからといって、気づかないうちに大量のアルコールを摂取してしまう。

このことが、かえってアルコール依存症を引き起こす原因となるわけなんですね。

 

自分を過信してはいけない。

私は元々お酒が好きではなく、ソフトドリンクが好きな”おこちゃま”なので…

ソフトドリンクも、飲み過ぎはダメですけどね!(笑)

 

そもそも、酒は百薬の長なのか?

日本酒を飲む女性 写真

 

”酒は百薬の長”

こんなことわざを聞いたことも多いでしょう。

意味は

適量の酒はどんな良薬よりも効果があると、酒を賛美した言葉。

【出典:故事ことわざ辞典『酒は百薬の長』より】

とあります。

 

中年男性 画像酒を賛美した言葉?

なんか、裏がありそうな言い方だね…

私はそう思っちゃいました。

辞典での意味表記が「酒を賛美した言葉」と記してるなんてね…

 

健康に良いとされるワインや日本酒に含まれている成分を見てみよう

たしかに、お酒を飲むと体温が上昇したり、利尿作用を促します。

ワインにはポリフェノール・アントシアニン・レスベラトロール・タンニンなどの成分が含まれていたり、日本酒にはコウジ酸・ペプチド・アデノシンなどの成分が含まれていたりします。

 

■ ワインに含まれる主な成分の作用

ポリフェノール:活性酸素による身体の機能低下や老化を防ぐ抗酸化作用があり、生活習慣病の予防に効果が期待できるとされている。

アントシアニン:眼精疲労回復、視力を改善する働きがあるとされている。

レスベラトロール:サーチュイン遺伝子を活性化して、細胞の若返りや老化を防ぐ効果があるとされている。

タンニン:体に有害となる細菌やウイルスなどを殺菌、解毒する作用があるとされている。

【出典:dragee『南西部の赤ワインは本当に体に良い?ポリフェノールの効能について』より】

 

■ 日本酒に含まれる主な成分の作用

コウジ酸:肌のシミの元となるメラニンの生成を抑えるとされている。

ペプチド:血圧を下げる効果や記憶力改善の助けになるとされている。

アデノシン:血管を拡張し、血流をよくする働きがあるとされている。

【出典:※酒みづき『日本酒は血行促進だけが効能じゃない?日本酒の以外な健康効果とは』より】

 

こう見ていくと「お酒飲むと身体にいいことばかりじゃん!?」と思っちゃいますよね。

人間って愚かなもんで、身体に良いと聞くと「たくさん摂取すればいいんじゃね?」という発想に結びついてしまいます。

私も、恥ずかしながらその手の人間なので…(反省)

 

いくら身体に良くても、サプリメントであっても服用する錠剤数が決められているとおり、モノには限度や適量というものが存在します。

しかもお酒は先に触れたとおり、飲み過ぎるとアルコール依存症を引き起こしかねません。

 

それだけではありません。

お酒は基本的にカロリーが高い飲み物。

赤ワインだと、150mlのグラス赤ワインを飲めば、125キロカロリーを摂ることになるといいます。

 

自信ありげな女性 画像カロリーゼロのお酒なら、たくさん飲んでもいいよね!

だから、お酒はカロリーゼロだとしても、たくさん飲んじゃったらアルコール依存症の危険性があるんですってば!

カロリーとるか、アルコール依存症をとるかの話ではないのです。

 

ここで、アメリカで行われた研究で興味深いものがあります。

赤ワインからポリフェノールを取り出して、マウスに投与する研究が数多くあり、一部の研究では、すばらしい効果が現れました。

問題は人間がこの効果を得るためには、毎晩8~10本の赤ワインを飲まなければいけないということです。

【出典:Esquire『「赤ワインは本当に体に良いか?」ワインと健康の関係について専門家が解説』より】

 

毎晩8~10本の赤ワインを飲まなければいけないですとぉーーーーーーー‼

そんなん飲んでたら、死んでしまうわっ!

 

お酒の適度な量と大量飲酒の定義(アメリカ版)

お酒の適度な量について、米国食事ガイドラインでは

男性で一日2杯までの飲酒

と定義されているようです。

女性は残念ながらわかりませんでした…

 

また1杯の量について、米疾病管理予防センター(CDC)では

・ ビール 350ml

・ モルトリカー 240ml

・ ワイン 150ml

・ アルコール度数40%の蒸留酒で45ml

と定めているようです。

単純に上記2倍量までが、男性1日飲酒量の適量と考えられているようですね。

 

では、大量飲酒の定義はどうなのか?

これについても、米疾病管理予防センター(CDC)では

1週間に15杯以上、または一度に5杯以上の飲酒を「大量飲酒」

と定義しているようです。

 

ポリフェノールの効果を得るのに毎晩8~10本の赤ワインを飲むとすると、大量飲酒どころの騒ぎではないことがわかりますね💦

 

【参考、引用:Esquire『「赤ワインは本当に体に良いか?」ワインと健康の関係について専門家が解説』より】

 

日本では、どのように定義されているのか?

日本では厚生労働省が推進する国民健康づくり運動「健康日本21」、「健康日本21(第二次)」というもので

● 節度ある適度な飲酒量 ※「健康日本21」

● 生活習慣病のリスクを高める飲酒量 ※「健康日本21(第二次)」

として、それぞれ定められています。

 

■ 節度ある適度な飲酒量

純アルコールで1日当たり平均約20g程度。

※ 男性の場合。

※ 一般的に女性は、男性に比べてアルコール分解速度が遅いため、男性の1/2~2/3程度の飲酒が適当であると考えられているため、女性だと約10~13g程度となる。

 

<純アルコール20gに相当する酒量目安>

ビール中瓶1本(500ml)
日本酒1合(180ml)
ウイスキーダブル1杯(60ml)
焼酎(25度)グラス1/2杯(100ml)
ワイングラス2杯弱(200ml)
チューハイ(7%)缶1本(350ml)

【出典:Belluna Gourmet『【お酒の適量ってどれぐらい?】正しい飲み方を調べてみよう!』より】

 

■ 生活習慣病のリスクを高める飲酒量

1日当たりの順アルコール摂取量が男性で40g以上、女性で20g以上の人。

【出典:Belluna Gourmet『【お酒の適量ってどれぐらい?】正しい飲み方を調べてみよう!』より】

 

う~ん…

私のまわりでは、男性よりも女性の方がお酒強い人ばかりなんだよなぁ。

この定義には、ちょっとビックリしました。

まぁ、国が定めたことなので、意義はないですけどね。

 

実は、純アルコール量を計算する式があります。

お酒の量(ml)×アルコール度数/100×0.8(アルコールの比重)=純アルコール量(g)

 

先ほど<純アルコール量20gに相当する酒量目安>にて、ビール中瓶1本(500ml)となっているのは、計算式にあてはめてみると

<アルコール度数5%のビールロング缶1本(500ml)の場合>

500ml × 5/100(=5%) × 0.8 = 20g

となるわけです。

 

純アルコール量20gだと

男性は「節度ある適度な飲酒量」

女性は「生活習慣病のリスクを高める飲酒量」

となってしまうわけです。

 

ストロング系は純アルコール量からみてもヤバイことがわかる

それでは、問題のストロング系の純アルコール量を、計算式にあてはめてみましょう。

<アルコール度数9%のストロング缶1本(350ml)の場合>

350ml × 9/100(=9%) × 0.8 = 25.2g

<アルコール度数9%のストロングのロング缶1本(500ml)の場合>

500ml × 9/100(=9%) × 0.8 = 36g

 

ストロング缶350ml1本だけで、男性・女性ともに厚生労働省の定める「節度ある適度な飲酒量」を軽く超えちゃってるんです!

ストロングのロング缶500mlなんて、もってのほか。

これは驚愕ですよ。

 

ストロング系で純アルコール量を20gにするには、280ml未満の量にするしかありません。

350ml缶を全部飲み切っちゃダメ!ということなんですね。

 

まとめ:ストロング系は飲んでも、腹四分目から八分目くらいをわきまえる

酎ハイ 写真

 

食事は腹八分目くらいがちょうどいい。

よく言いますよね。

これは、ストロング系にも言えること。

350ml缶を飲み切っちゃダメ!

 

350ml缶の八分目(≒8割)となる、280mlが純アルコール量約20g相当でしたね。

男性にとっては「節度ある適度な飲酒量」ですが、女性だともっと少ない140ml~180mlが「節度ある適度な飲酒量」となります。

140mlなら350ml缶の四分目(≒4割)となります。

 

となると、ストロング系は飲んでも1日に

350ml缶の腹四分目(140ml)から八分目(280ml)くらいをわきまえましょう

ということなんですね。

 

夫婦やカップルなら、ストロング系350ml缶を仲良く半分こ。

1人なら…

余った分をどうすればいいのか?

そんな心配も、新たに出てくるわけですね💦

 

一番いいのは、お酒を飲まないこと。

そもそも論になっちゃいますが(笑)

 

お酒飲むなら、適量に。

これを守ることで、ストロング系でも1日当たりの摂取純アルコール量以下であれば問題なさそうですね。

厚生労働省の定義で言うとですが…

あくまでもお酒は、個人差が如実に出るもの。

アセトアルデヒドが分解できる人もいれば、できないもしくは、しにくい人もいます。

 

お酒は、ほどほどに。

1週間のうちに最低でも3日は、”休肝日”を作って飲むようにしましょう!

どうせ飲むなら健康的に、そして楽しくね!!

 

 









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