「なんか暇だなぁ~」
「新しいこと始めてみようかな」
「人とはちょっと違った趣味って何かな?」
そんな方々にオススメなのが、私も趣味にしているレザークラフトです。
趣味にはいろいろありますが、モノづくりは何歳になっても始めることができ、長年にわたって続いていく趣味となります。
しかも、年を重ねていくほどにスキルが磨かれていくため、モノづくりでは若い世代よりも年老いた世代のスキルを高く評価されることが多々あります。
人間国宝なんかがそうですよね。
設計図を作ってパーツを切り出し、手と頭を使いながら一つの作品を作りあげる。
モノづくりは、認知症予防にも効果的であることが認められています。
今回はモノづくりとしてのレザークラフトの楽しみ方、そしてこれからレザークラフトを始めようとしている人にオススメなHow To動画をご紹介します。
レザークラフトの楽しみ方
レザークラフトは打刻などで槌を使うことが多く、聴覚にも刺激を与えてくれます。
触覚、聴覚を刺激するレザークラフトは、仕事を定年退職した老齢期から本格的に趣味とする方々もたくさんいらっしゃいます。
レザークラフトを始めるのに抵抗がある二つの理由
レザークラフトを実際に始める人が多い世代というと30~40代ですかね。
なかなか若い人だと、レザークラフトという趣味の敷居が高く感じる人も多いでしょう。
その原因には二つあって、一つは「レザークラフトはお金がかかる」という考え。
確かにお金はかかります。
否定はしません。
私もこれまで集めてきた道具、参考書、資材にかかった金額をざっと計算すると、30万円以上は優に超えてます。
まぁ、レザークラフト歴でいうと7年は経ちますし、どちらかというとコレクター気質があるので(笑)
ただ、最初からそんなお金をつぎ込んできたわけではありません。
私は最初、地元にある手芸屋さんのレザークラフト体験に3,000円支払ったことから始まっています。
元々レザークラフトに興味があり、本格的に勉強しようと考えてました。
YouTube動画など見ながら独学はしていたけど、実際の製作工程の流れがいまいちつかめず。
今でこそ、最初から最後まで丁寧に解説してくれる動画もありますが、その頃は探せなかったんです。
地元に体験でも教えてくれるところがあるなら実際に教えてもらって覚えようとしたのが、レザークラフト人生のスタートでした。
体験では、革パーツ1枚、バネホックでできるコインケースを作りました。
2時間くらいの体験でしたでしょうかね。
それで3,000円。
体験終了後、本格的にレザークラフトをやりたいことを講師に伝え、どんな道具を揃えればいいかを教えてもらい、その体験会を行った手芸屋で購入した道具、参考書、資材の合計で35,000円くらい。
私のレザークラフト人生は、約40,000円からスタート。
ただ私の場合は本格的に始めたかったからであって、道具も全てレザークラフトのメーカーもの。
講師からレザークラフトを本格的にやりたいなら、最初から革包丁に慣れた方が良いと言われ、革包丁も4~5千円くらいのものを購入しています。
趣味程度で考えているのであれば、最初から40,000円払ってスタートしなくても始めることができますのでご安心を。
手縫い針、糸、菱目打ちはレザークラフト専用のものを購入した方が良いのでメーカーものになってしまいますが、最初に最低限必要だと私が考えるのは下記のものだけ。
手縫針 丸針 太 5本【メール便選択可】 [クラフト社] レザークラフト工具 針 価格:253円 |
ナイロンボンド糸 全10色 50m(#0)【メール便選択可】 [クラフト社] レザークラフト工具 糸 価格:473円 |
菱ギリ 細【メール便選択可】 [クラフト社] レザークラフト工具 手縫い用工具 価格:880円 |
合計して約1,600円。
最低限これだけあれば、あとは自宅にあるものやダイソー・Seriaなどの100均に売っているような工具・手芸道具の代用で、レザークラフトのスタートは切れます。
2,000円未満の道具代で始めることができるのであれば、若い世代でも始めやすいですよね。
実際には、自分がレザークラフトで何を作りたいか?
初めのうちはコースターやレザー小物などから始めるのが普通なので、レザークラフト専用道具は最低限で十分。
しかし作り続けていくうちに、ショルダーバッグなどの大きな作品が作りたくなってきます。
また、カービングにも挑戦したくなるもの。
その作りたい作品や、やってみたいことのために道具を買い足していく楽しさが、一生続く趣味と言っても過言ではないレザークラフトにはあります。
お金の問題は、少しは緩和できましたよね。
でも、中々レザークラフトを始められないもう一つの原因に「レザークラフト資材が近くに売っていない」というものがあります。
今でこそネットショッピングを利用すれば、全国どこからでも購入することは可能です。
しかし、ネットショッピングを利用することに抵抗がある方もいらっしゃるでしょう。
小学生や中学生なら、なおさらですよね。
簡単なものでいいから作ってみたい。
とりあえず、挑戦してみたい。
それなら、ダイソーのレザーキットがオススメ。
ダイソーなら全国展開してるので自宅近くになかったとしても、公共交通機関を使えば買いに行けます。
しかも110円でレザークラフト(フェイクレザーですが)を1作品、楽しめちゃうんです。
いい世の中になりましたよね。
ダイソー、さまさまです(笑)
レザークラフトは、小学生からも楽しめるようになったのです。
始めようと思った時が、始めるタイミング。
物事を始めるのに遅い早いはありませんよ。
自分がやってみたいと思った時が、その人にとって丁度良いタイミングなのです。
レザークラフトの楽しみは作業工程だけにあらず
モノづくりは、作っている時が一番の楽しみ。
それもありますが、それだけに留まらないのがレザークラフトの良いところ。
まぁ、プラモデルにも言えることですが作ったあとに鑑賞するのが楽しみな人もいれば、ミニ四駆などでは自分が作ったマシンを走らせる楽しみがありますよね。
作業工程+αの楽しみがあるわけです。
レザークラフトもそうです。
ヌメ革などの本革で作ったレザークラフト作品には、使い続けることによって経年変化を楽しむことができます。
完成直後の作品よりも、気品に満ちた作品になるのが経年変化。
この経年変化は使用者によって異なります。
その人の性格や習慣などリアルな日常が、レザークラフトに宿るのです。
いわば、あなたが作った作品があなた色に染まっていく。
経年変化という成長を長年見つめることができる。
レザークラフトの醍醐味は、ここにあるのかもれませんね。
作ってもよし。
育ててもよし。
レザークラフトをこれから始める方へオススメな動画。
これからご紹介していきます。
これから始める方にオススメなHow To動画
私が参考にしている動画は、すべてYouTube動画。
無料で視聴できるので、ありがたいですよね。
レザークラフト動画を検索すると何万件と出てきます。
初めての方だと、何から見ればいいかわからない。
そんな方も多いでしょう。
そこで、私がオススメするのは
✓ 道具の選び方
✓ 手縫いの方法
✓ 私が一番最初にお手本にした製作動画
の3本厳選してご紹介します。
興味が湧いたら、あとはご自身で参考になる動画を探してみてくださいね。
その方が勉強になりますので。
道具の選び方
masamasaさんが動画内にて紹介しているコンチョ付きコインケースと、キーホルダーを作るのに必要な道具としてご紹介している動画。
道具はレザークラフト専用のものでなくてもよいという説明が、とても良心的です。
私も100均のものと、レザークラフト専用の道具を併用しています。
動画内でゴム板のことを解説していますが、お金に余裕があったり本格的に趣味にするのであれば、購入した方が良いです。
ゴム板 大 220×300mm[クラフト社] レザークラフト工具 打ち台 カッティングマット 価格:2,420円 |
槌を打ち込む工程がある作品であれば必要なのですが、革をカットするだけならカッターとカッターマットがあればいいので、100均にて220円あれば揃えることができます。
初めて作る作品をどうするかによって、最低限必要な道具を集めればよいでしょう。
動画概要欄に型紙のURLリンクが貼ってあるのですが、そのリンクでは現在型紙が削除されているようです。
別動画となる製作動画にて、型紙URLリンクが確認できました。
masamasaさんのこの動画を見て、実際にコンチョ付きコインケースとキーホルダーを作ってみたい!と思った方は、下記リンクより別動画をご覧ください。
≫masamasa280【レザークラフト入門講座】コインケースとキーホルダーを作る【作業変】はこちら
手縫いの方法
【動画引用:Arukus01『【革の縫い方っ!1】:『基本的な革の縫い方っ!-①』 レザークラフト動画<008>』より】
レザークラフト初心者の時に、よくお世話になっていた動画です。
革を固定して縫っていく方が簡単ではありますが、作品のサイズによっては固定できないものもあります。
こんな縫い方もあるんだぁ程度に覚えたら、自己流でやりやすい縫い方というものが作品を続けていくうちにわかってきます。
その自己流の手縫い法を編み出すのも、レザークラフトの楽しみと言えるでしょう。
ぶっちゃけ手縫いは、縫い目が綺麗ならそれでOK。
自分なりのやりやすい手縫い法を、他動画からも学んでいけばいいと思います。
私が一番最初にお手本にした製作動画
SOUL LEATHER代表の大竹正博さんの動画。
いばキラTVのチャンネルにて配信されたものですね。
この動画を見るまでは、地元手芸屋で体験したことを練習したり、参考書を見ながら作っていました。
製作動画をじっくりと見たのは、この動画が私にとって初。
レザーカービング世界チャンピオンになった大竹さんが教えてくれる製作工程が、初心者の私でもわかりやすかったことを覚えています。
まとめ:レザークラフトは、どの世代から始めても味が出る
レザークラフトは作った後にも経年変化が楽しめる、ちょっと変わった趣味。
作って終わりではなく、そこから長年にわたって育てていく。
傷やシミは、革にとって勲章。
なんなら、リペア自体を自分でやってしまう。
モノづくりを学ぶことは、モノを大切に使う心が芽生えます。
傷や穴が開いたから捨てるのではなく、それをリペアしてオリジナルに。
そんなことができてしまいます。
新しくちょっと変わった趣味を持ちたい方に。
レザークラフトは、生涯にわたる趣味になりますよ。
コメント