という質問にお答えします。
初心者の方には
という悩みをお持ちの方が多いです。
せっかくレザークラフトをやる気になっても、革の買う場所がわからない。
革は何を買えばいいかわからず、結局レザークラフトをする気が失せる。
これでは、もったいない!
そこで
についてご紹介します。
初心者にオススメする革はコレだ!
革の種類や加工方法、革の厚さ、半裁か端切れかなどにより「革」と一言で言っても、たくさんの選択肢があります。
「初心者の方であれば、何を買えばいいのかわからない」というのも、うなずけます。
そこで、一番無難な革についてご紹介します。
です。
買うならこの革、1強!
革の種類や加工方法は「タンニン鞣しのヌメ革」コレ1つで探して購入でOK!
「タンニン鞣し」とは、植物にある水溶性の化合物を使い、腐敗や乾燥すると板のように硬くなる「皮」の欠点を取り除いた「革」になります。
「皮」と「革」の違いは
と区別します。
植物タンニン鞣しで鞣され、その他の加工を行わない革を「ヌメ革」と呼びます。
鞣し加工は、「植物タンニン鞣し」と「クロム鞣し」に分かれますが、経年変化を楽しめる「植物タンニン鞣し」をオススメします。
革の厚さは作りたい作品によって決める
買う革の種類や加工方法が決まったら、今度は「革の厚さ」を決めます。
通常は1.0mm、1.5mm、2.0~2.5mmの3種類の厚さを持っていれば、様々なレザークラフト作品で使用することができます。
しかし、初心者の方ではレザークラフトに費やす予算もなく、3種類の革をそれぞれ買うことができない人もいると思います。
その場合は、まず自分が作りたい作品で革の厚さを決めることです。
基準は「カービングや打刻をするかどうか」です。
カービングや打刻をする場合、ある程度の厚さがなければ、カット線や刻印が革を貫通してしまうことがあります。
そのため、カービングや打刻をする場合は2.0mm以上の厚さをオススメしています。
また、長財布や小物を作る場合、革同士を貼り合わせる個所には厚さの薄いもの同士を貼り合わせた方が良かったり、表面の革は厚い方が良かったリします。
財布系作品を作る場合は、最低2種類の厚さ(1.0mmと2.0mm等)を用意しておくことをオススメします。
「半裁」か「端切れ」かは、革の使用用途と予算に応じて決める
購入する革について最後に決めるのが、「半裁」にするか「端切れ」にするかです。
半裁とは、牛一頭の革を背中から半分に切ってできる2枚のうちの1枚分の革のこと。
端切れとは、革製品を製作しているお店から出た革の切れ端や、革の形に凹凸があり使いにくい、厚さや大きさのサイズがまちまちという革になります。
商品としては「半裁」「端切れセット」などとして販売していることが多いです。
半裁革を販売する場合、革の大きさをデシ(ds)という単位を使って表します。
10cm×10cmの正方形を1dsと計算します。
だいたい1dsで100円前後が通常の値段となり、80円以下だと比較的安いものとなります。
ただ、半裁だと平均して200ds~300dsというサイズで販売されるので、1dsを100円としても、2万~3万円が革の値段となってしまいます。
初心者がいきなり、革だけで2万~3万円の出費は痛いですよね。
そこで、ある程度まとまったお金ができるまでは「端切れセット」の購入をオススメします。
ただし、購入するのは「タンニン鞣しのヌメ革だけの端切れ」のみセットされているものにしてください。
中にはフェイクレザーや、色々な種類や加工の端切れがセットされているものもあるので、注意が必要です。
また、厚さが異なるものでセットされている端切れを購入すると、いろいろと練習に使えます。
値段も様々、数量や大きさも異なりますが、半裁よりは安く購入することができます。
オススメ革の購入場所3つ
「革を購入する場所がわからない」とお悩みの方。
近所や買いに行ける場所で、革用品を取り扱っている手芸屋はありますか?
もしくは、ネットにつながっているパソコンやスマホはありますか?
上記どちらかでも当てはまれば、革は購入することができます。
では、それぞれ購入場所についてのメリット、デメリットについて見てみましょう。
①革用品を取り扱っている手芸屋の店頭
革用品を取り扱っている手芸屋で購入する場合
というメリットがあります。
店頭購入の良いところは、革を実際に確認できるところ。
ネット購入ではできない、最大のメリットです。
また、レザークラフトに明るい店員がいる場合、いろいろと相談に乗ってくれます。
実際の革の状態を見て、店員さんに相談しながら納得して購入できる。
これが店頭購入のメリットです。
逆に
というデメリットがあります。
手芸屋の店先に並ぶ商品はディスプレイの問題もあり、数量や種類が限定的であったり、値段がネット購入よりも高くなる傾向があります。
また、お店によっては、こちらの知識がないことを良いことに、高い革を購入させようと誘導してくるところも悲しいかなあります。
ただし、手芸屋によっては店頭に欲しい革がなければ取り寄せてくれたり、初心者に親身になって革を一緒に探したりアドバイスしてくれるお店も多々あります。
手芸屋の店頭で購入する場合
という点に注意しながら、購入すると良いでしょう。
②ネットショップ
在庫を心配する必要がなく、自宅からでも購入できるネットショップ。
メリットは、24時間365日、自宅にいながら革を購入できることです。
しかし、革の状態を実際に確認することができないというデメリットがあります。
信頼できるネットショップかどうかを自分で見極める必要があります。
そのためには、ショップレビューや商品レビューなどを参考にすることをオススメします。
店頭購入よりも比較的安く購入できることが多いネットショップは、使い方によっては、お得になったり失敗したりすることがあります。
こればっかりは、購入してから届いた商品を確認してみないことには答えが出ません。
問題があった場合は返品可能なショップなどを選んで、自分にあったネットショップを見つけてください。
③オークションサイト
革を一番安く購入できる可能性があるのが、オークションサイトの利用です。
しかし、諸刃の剣になることも多々あるので、注意が必要です。
オークションサイトを見てみると、半裁も端切れもとてつもなく安い値段から開始している出品者の方々が多数います。
それが本当に良い商品であれば問題なのですが、いわくつきとか問題のある商品であることもあります。
・安い値段で落札したものの、全く使用できないクズみたいな革
・革の大きさがA4もない、ホントに端切れというサイズのものばかり
・本革と記載があったけど、実際はフェイクレザー(合皮)だった
等のトラブルが可能性としてあります。
これは出品者の革に対する知識不足だったり、落札者側の出品商品をきちんと見極めできていないという問題から生じます。
ネットオークションは必ずしも、出品商品に対して知識がある方ばかりが出品しているわけではありません。
何も知らない出品者が出品しているケースも多数あります。
これを見極めるためには
ことが落札者側にとっては必須となります。
ネットオークションの判断基準は
です。
安くてもトラブルになるのなら、トラブル処理にかかる労力がもったいないからです。
ネットオークションは、上手に利用すると超安価で購入することができる反面、トラブルに巻き込まれるケースもあります。
そのことを承知した上で、上手に活用してください。
まとめ
レザークラフトをするには、兎にも角にも革は絶対に必要です。
その革選びは、初心者の方には難しいかもしれません。
ただ、最初は誰しも初心者でした。
私もそうです。
私は今現在、革を買うとすれば
が断然多いです。
これはメリット、デメリットの両方考えた上でです。
失敗しないための革選びは、何回も経験してみるしかありません。
だからといって、失敗はしたくないものです。
そのために少しでも参考になればと思い、ご紹介させていただきました。
みなさんのお役に立てたなら、幸いです。
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