あなたはウンチ💩した後に、正しくお尻を拭くことができていますか?
正しいかどうかはわからないけど… お尻を清潔に保つために、温水洗浄便座を使ったり何回もお尻を拭いたりはしてるわね。 |
私も温水洗浄便座は、毎回使っているわね。 排便のたびに30秒以上は使っているかなぁ。 排便を促すのにも、温水洗浄便座の刺激がいいって聞いたことあるし… |
この二人の話を聞いて、みなさんにもあてはまることはなかったでしょうか?
もしも、あてはまる人がいたら要注意!
そのお尻の拭き方、正しくないかもしれませんよ…
恥ずかしくて今さら聞けない… でも知らないと大変な正しいお尻の拭き方
あなたのお尻の拭き方。
誰かに自分のお尻の拭き方を説明するとしたら、どのようにしますか?
いきなり言われても、ビックリしちゃいますよね(笑)
でも、なかなか説明できないと思います。
恥ずかしいというのもあるのですが、どのように説明すればいいのかがわからないから。
お尻を拭く一連の流れを工程(作業の順序)として考えた時に、正しい拭き方のポイントが3つあります。
あなたのお尻の拭き方は、はたして正しいのかどうか?
私と一緒に、ポイント3つ見ていきましょう。
Point① 排便後、前から拭く? それとも後ろから拭く?
お尻を実際に拭く前の段階から、すでに正しいか正しくないかに分かれている。
このことを知っていましたか?
ここで、ニュースサイトしらべぇが行った「トイレでの大便の拭き方」についてのアンケート結果をご覧ください。
※ 掲載記事は2015年12月21日、全国20代~60代の男女1,350名が調査対象
ここで、注目してほしいのが『手を入れて拭く方向』にあります。
あなたは、どちらのタイプでしょうか?
男性では「後ろから」が圧倒的に多いのに対し、女性では「後ろから」よりも「前から」の方が多い傾向に。
また女性の場合、「小便は前から、大便は後ろから」という両刀使いの方もいらっしゃいます。
大便後の手を入れて拭く方向の正解は
です。
これ、意外に知らない人が多いのにはビックリしました。
私は男性で、昔から「後ろから」の習慣がついていたため何とも思っていなかったのですが、一部の男性では「前から」拭く方もいらっしゃいます。
また、女性では小便の際に「前から」拭くために、大便もそのまま「前から」拭くのが定着したという方も。
若い年代の女性では、幼稚園や小学生の頃に
と教わったという人も、中にはいらっしゃいました。
その理由としては
お股のほうから手を入れておしりを拭くと、どうしてもうんちを女性器のほうにまでなすりつけてしまう形に。
それではお股がうんちの菌で不衛生なので、「おしり側から手を回し、背中のほうに向かって拭き上げるようにしなさい」と、先生に教わった」(20代女性)
というものがあります。
ニュースサイトしらべぇでの2015年調査結果では、女性でこの教えを実践している人は、たったの2割しかおりません。
その当時「なかなか両刀使いでの拭き方が浸透していなかった」という現実がわかります。
実は「前から」拭くと
急性(単純性)膀胱炎になる危険性がある
のです。
膀胱炎になる危険性については、のちほど「意外と知らない膀胱炎」にてご説明します。
Point② ゴシゴシ拭きは、便をお尻広範囲にベタつかせる悪行と知れ!
恥ずかしながら、私は以前まで「ゴシゴシ拭き派」でした。
私のお尻拭きスタイルをご説明すると
① 排便後、50cmほどのトイレットペーパーを折りたたんだもので2~3回ゴシゴシ拭いて、便槽に捨てる。
② ①をもう一度行う。
③ 温水洗浄便座で10~20秒ほど、お尻を洗浄。
④ 50㎝ほどのトイレットペーパーを折りたたんだもので水分を吸い取る感じで拭き、便槽に捨てる。
⑤ 50cmほどのトイレットペーパーを折りたたんだもので2~3回ゴシゴシ拭いて便槽に捨てるのを、トイレットペーパーに便がつかなくなるまで繰り返す。
このパターンが私の定番でした。
このパターンが定着していた頃、トイレットペーパーで拭こうが温水洗浄便座を使おうが、しぶとく便がトイレットペーパーに何回もついていることがあり、不思議に思っていたことがあります。
よくよく考えてみるとわかることなのですが…
肛門から出た便って、排便直後は肛門付近のみにしかついてませんよね。
それをゴシゴシ拭きするということは、便を皮膚に塗りたくっていることに。
そうなんです。
ゴシゴシ拭きするということは
たったのです!
これは、イカンですよ。
お尻から便を取るために良かれと思ってやってきた拭き方が、逆効果だったんですから。
トイレットペーパーでゴシゴシ擦って拭いてしまうと、肛門のシワやくぼみの中に便を擦り込んでしまうことに。
痔の方だと皮膚が刺激されて、かえって痔の症状悪化を招いてしまいます。
便のカスなどが残ったままにならないように丁寧に拭くことは、ゴシゴシ拭くことではありません。
これが、お尻を丁寧に拭くということです。
また、何回拭いても便がトイレットペーパーについていて「ウンチのキレが悪いなぁ」と思ったことはありませんか?
お尻の拭き方にも原因はあるのですが、そのほかの原因として
ことがあげられます
イメージとしては、こちらがわかりやすと思います。
ウンチが出る時、直腸の粘膜が裏返りながら飛び出てくるといいます。
若い方であると、直後にスルスルと引き込まれていきますが、きちんとお尻の筋肉をしめて、直腸粘膜を元の位置に戻さなければなりません。
肛門の内側から出てきたのですから、直腸の粘膜はウンチが付いているわけです。
しかも、”粘膜”というぐらいですから、傷つきやすいんです。
トイレットペーパーでお尻を拭く前にやることは
こと。
お尻の筋肉をしめるだけできちんと粘膜が戻る場合は良いのですが、戻らない場合は
トイレットペーパーを使い、周囲から優しく指で押し込むようにして露出した粘膜は直腸の中に戻してしまいましょう。
戻した後、きちんとお尻の筋肉をしめましょう。
とのこと。
また、鵜川医院の医師によると
(直腸の粘膜を)戻さないまましつこく拭いて「きれいにならない、きれいにならない」と言っている方がいます。
粘膜が刺激されてひどいことになっていますからすぐにわかります。
あんまりお尻をいじめないでください。
とも話しており、粘膜が飛び出ている状態で拭いていてはウンチのキレが悪いばかりか、お尻にも良くないことがわかります。
排便後の肛門患部は、有害な老廃物により弱っているといいます。
それなのにゴシゴシ拭きをするということは、まさに自傷行為そのもの。
拭き取りの際には、まず直腸の粘膜をもとに戻す。
それから決して強く擦らずに、トイレットペーパーを押し当てるようにして優しく拭き取ってあげてください。
【参考、引用】
【大ぢ典『痔の予防につながるトイレ後の正しいお尻の拭き方と注意点』】
【よこのじ.work『正しいおしりの拭き方!キレ良くきれいにうんちを拭き取る方法』】
Point③ 温水洗浄便座を使うタイミングは、いつがいいの?
さて、お尻の拭き方はわかったけど、温水洗浄便座っていつ使えばいいのでしょうか?
温水便座を使うタイミングとしては
① 排便後すぐ
② 先にお尻をサッと拭いてから
の2パターンに分かれますが、あなたはどちらのタイプでしょうか?
中には温水便座を使わないという人もいるでしょうが、使うとしたらどちらが正解だと思いますか?
トイレや洗面室など、水まわりに関わる設備機器を対象とした業界団体である「日本レストルーム工業会」の見解は以下のとおり。
温水洗浄便座の正しい使い方や注意点について、工業会の担当者に話を聞きました。
記者:「基本的な使い方について教えて下さい」
工業会担当者:「工業会では、以下のようにご案内しています」
(1) 便座に深く腰掛ける
(2) 用を足す
(3) 温水で局部を洗浄する(必要に応じお好みの水勢、温度に設定する)
(4) 局部についた水滴をとる(トイレットペーパーなどで拭く、乾燥機能で乾燥する)
(5) 立ち上がり着衣する
記者:「排泄後に拭く場合、拭いてから洗浄するのと、洗浄してから拭くのは、どちらが良いのでしょうか?」
工業会担当者:「個人のお好みですので、工業会としてはどちらが良いということはありません」
温水洗浄便座の業界団体の見解では、温水洗浄便座を使うタイミングは”個人の好み次第”としていますが、排便後すぐの使用を推奨しているようです。
他にもリサーチしたところ、「トイレットペーパーで拭いてしまうと、肛門のシワやくぼみの中に便をなすりつけているようなものだから、排便後すぐのいきなり洗浄が正解」としているものもあります。
≫ 参考、引用:29歳、離婚しました『ウォシュレットの正しい使い方 先にお尻を拭いた方が良い?先に洗浄?」より
※ 「ウォシュレット」はTOTOの登録商標です。
しかも、洗浄時間は10秒までで済ませた方がいいんですね!
お尻の汚れ自体は、3~5秒ほどの洗浄で良いとのこと。
ちなみにこれ、私の肛門科の医師にも言われたことがあります。
私は、先にお尻をサッと拭いてからなんだよね。 排便後すぐの肛門にシャワーあてたら、ウンチが飛び散るんじゃないかなと思って。 |
私も、以前はこの考え方でした。
肛門にウンチついてる状態でシャワーあてちゃあ、肛門のシワやくぼみに紙でなすりつけるより、被害が広大になってしまうのではないかと。
温水洗浄便座を使うタイミングに正解はないというのが工業会の見解ではあるものの、排便後すぐの使用を推奨している手前、ウンチが飛び散らないようにする方法があるハズ。
これもリサーチしたところ
● 温水洗浄便座の強さは最弱で使用する
● 肛門を閉じて(直腸粘膜を戻した状態で)洗浄する
● 肛門に直接水をあて過ぎないように温水洗浄便座のムーブ機能を使うか、自分でお尻を動かす
これらが良いとされているようです。
ただ、温水洗浄便座は間違った使い方をすると痔を悪化させたり、病症を引き起こす可能性もあります。
そのことについては、のちほど「温水洗浄便座は危険!? 間違った使い方が引き起こす病症もあるんです」にてご説明します。
あなたは立ってお尻を拭く派? それとも座りながら拭く派?
お尻を拭く時のスタイルも
✓ 立ってお尻を拭く派
✓ 座りながらお尻を拭く派
に分かれますよね。
私は自分のお尻は座りながら拭く派ですが、介護福祉士時代に利用者様のお尻をトイレで拭く際は、立ち上がっていただきながら拭いていました。
お父さんやお母さんがお子様のお尻を拭いてあげる時も、立たせて拭いてあげてることが多いですよね。
洋式便器が普及され、自分のお尻は座りながら拭く人が日本人では多いと思います。
しかし、2009年に米国ニュースサイト「Deadspin」が掲載した記事では、アメリカ人男性4214人を対象に調査した結果、「立って拭く派」がなんと44%も占めていたことが報じられました。
座って拭く派の私にとっては、この結果に驚きがあるものの、立って拭く派の理由を聞いてみると納得でした。
立ってお尻を拭くのは小さいころからの習慣であり、また便利でもあるから…
僕はほかの拭き方を知らないんだ。
だって、何が正しい拭き方なのかを教えられた記憶もないし。
実際、何年か前に家族と話をしていて、この話題になったとき、母親は僕が立ってお尻を拭くという事実にとても驚いていた。
お尻の拭き方というのはとても無意識な行為であり、それについて考えたことはあまりないですね。
僕は、自然と立って拭いているだけなんだ。
でも、改めて考えてみると、便座に座っている時間を必要最小限にしたいのかもしれないね。
で、用を済ませたらすぐ立って、その次に拭くという動作がクセになっているという感じ。
それが自分の好きなパターンなんだね。
今回ブログのタイトルにもあるとおり、「お尻の拭き方なんて恥ずかしくて、今さら聞けない」と思う人が多くいらっしゃいます。
今さら聞けないから、小さい頃から行ってきた方法でやってしまうんですよね。
身についた習慣だからやりやすい、慣れているというのもあります。
子どもは初めのうち、自分で拭くことができません。
だから親が拭いてあげる時に、立たせた状態で拭いているケースが非常に多く、子どもは立ったままお尻は拭くものと思っている可能性があるんですね。
それが身についてしまったと。
また、便座に座っている時間を極力少なくしたいという心理的要因もあるようですね。
たしかに便座は、綺麗なものではないですから。
わからなくはないですよね、その心理は。
さて、実際のところ「立ってお尻を拭く派」と「座りながらお尻を拭く派」とでは、どちらが正解なのでしょうか?
その答えは
というのが正解なのです。
お尻を拭く際のポジションは、スタンディングでもシッティングでも構わないと。
ただし、お尻の拭き方に関しては
① 必死になってお尻を拭くと、お尻の穴の周辺が炎症を起こす人もいるので優しく拭くこと
② お尻を拭く際はきつく擦らず、気持ち的には「ささっと済ませないように優しく拭く」ことを心がける
と医師が説明しています。
【参考、引用:Esquire『正しいお尻の拭き方って?ウンチ後、立ってお尻を拭く派と座りながら拭く派の対決!』より】
正しくない拭き方で引き起こす病症の危険性
こちらの動画を見ていただくとわかるのですが、お尻の拭き方によって腎盂腎炎、尿路感染症になる女性の方が多いといいます。
男性であり、お尻を後ろから拭く私にとってはあまり縁のない話なのですが、意外と膀胱炎になる女性が多いのです。
意外と知らない膀胱炎
排便後にお尻を前から拭くと、肛門から出てきた大腸菌が女性器や男性器の尿道から膀胱に侵入し、急性(単純性)膀胱炎になる危険性があります。
これは私、知っていました。
ホームヘルパー2級講座に通っていた時に、利用者様のお尻を拭く方向は
と教えられたので。
もし逆に、お尻から女性器や男性器に向かって拭かれたら、あなたならどう思いますか?
不衛生!
汚い!
って、思いません?
ウンチを、わざわざ女性器や男性器に近づけてどうすんの!!
ってことですよ。
「自分がされて嫌なことはしない」
これが介護従事者の基本的な考え方って、私は講座で習いましたので。
ただねぇ…
残念ながら介護業界でも、このことを知らない人がいたんですよ。
私の聞いた話ですけどね。
介護施設によっては、介護の資格を持っていなくても介護職員として採用しているところが多々あります。
これは法律違反というわけではなく、働きながら実地研修を積ませ、介護の資格を取らせるために採用しているという施設方針であれば問題ないんです(※ 法律が変わっていなければですがね)。
これ、実はあまり知られていないんです。
医療従事者であれば、資格がなければ採用されないですよね。
医師や看護師などですね。
命を扱うわけですから、無資格者に命預けたくはないですよね。
介護従事者は、ちょっと違うんです。
介護施設によっては、無資格者でも採用しているところは多々あります。
介護従事者って、全く足りていないですから。
グレーゾーンとでも申しましょうか…
でも、施設利用者さんやそのご家族にとっては、自身や身内の命を施設に預けていることに変わりはないんです。
無資格者が介護する場合、先輩職員が介護技術をきちんと教えてから行うのが通例です。
しかし、職員の人数が足りていない場合は、実際に仕事としてやりながら覚える必要があります。
こう言っちゃなんですが、利用者さんを練習台として、介護スキルを上げていくわけです。
私が聞いたのは、大きな介護施設に高校卒業したばかりで採用された女の子の話。
寝たきりの利用者さんのおむつ交換時。
その子がお尻を拭いたのですが、お尻から女性器に向けてお尻を拭いちゃったのです。
これ、私たちの介護業界では
になります。
施設職員同士では、「高校卒業したばかりの、まだ未熟な無資格職員だし…」で終わるかもしれません。
でも、施設に身内の命を預けているご家族にとっては、知らなかったでは済まされない行為。
付き添いの職員が即、女の子に指摘し対応したため、膀胱炎になることはなかったそうなんですけどね…
実際の話、介護業界でもお尻の拭き方を知らない職員はいるのです。
だからこそ、恥ずかしいから今さら聞けないではなく「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」を心がけるべきなんです。
みなさんもお尻の拭き方がわかったと思うので、膀胱炎を予防することができますね!
痔は有名ですよね
お尻の拭き方が悪いと起きる病気としては”痔”が有名ですよね。
私も恥ずかしながら”痔”持ちです。
地主ならぬ、”痔”主です(笑)
介護福祉士時代に、痔が悪化し大”痔”主になったことがあります。
3~4年ほど前でしたかね。
大地主だったら、どれほど良かったことか…
痔が爆発し、内痔核という病気に。
肛門内で痔核ができ、排便するたびに痔核が外に出て激痛を生じさせます。
排便するたびならまだわかるのですが、最悪だったのが安静に寝ている状態でも30秒に1回の激痛が襲ってきたとき。
「もうやめて! タヒんじゃう…」
と思いましたもん。
痔が気になり、市販薬に走ったのが間違いでした。
痔が気になりだしたら、肛門科がオススメ!
私が身を持って知りましたもん。
結局、市販薬でおさめることはできず、肛門科へ。
肛門科では症状を見るために、肛門に医師の指が突っ込まれます。
痔が爆発している時なので、地獄の痛みです。
何を隠そう、安静に寝ていても30秒に1回の激痛が襲ってきたのは、診察後自宅に帰って来てから。
医師がダメ押しで悪化させたように思えました、その時の私は…
病院には職場から午前休をもらって通院していました。
通院後、薬もらって飲んだり、患部に塗布したら午後から出勤する予定だったのです。
しかし、医師の一撃により痛みが増した私の痔。
立って歩ける状態ではなく、寝ていても激痛が襲ってくる始末。
結局、その日1日、有休となりました💦
半日以上、30秒に1回襲ってくる激痛に苦しみ、次第に鎮痛剤が効いてきたのか少しずつ痛みが和らいでいきました。
次の日出勤したものの、痛みはまだ取れておらず、結局痛みが引くまでは3~4日ほどかかったと思います。
女性だと肛門科に拒否感を持たれている方は、多くいらっしゃるでしょう。
若い女性だと、余計にです。
肛門科に通わないためには、日々のお尻拭き習慣を正しく行うこと。
あと、長時間トイレに座りっぱなしにならないように。
トイレは、5分以内に済ませるのが良いと医師が言っていました。
私のような”医師の一撃”被害者を増やさないためにも、守っていただきたいポイントですね。
温水洗浄便座は危険!? 間違った使い方が引き起こす病症もあるんです
温水洗浄便座は使った方がいいの?
痔持ちだと使った方がいいと聞くけど…
この問題には「むしろ使わない方が良い」とする医師がいるくらいです。
≫ 参考、引用:Ukawaiin.com『ただしいお尻の拭き方』より
理由は、お尻を拭く時の「前から後ろに」があげられます。
温水洗浄便座の水流って「後ろから前」なんですよね。
シャワーノズルも後ろ側から出てきますし…
温水洗浄便座をあまり強く使うと、大腸菌などに汚染された洗浄水が尿道から膀胱に入って、膀胱炎の原因になるので注意が必要なんです。
っていうか、この手の膀胱炎が多いとのこと。
また、男性よりも女性の方が膀胱炎が多いのは、尿道が男性と比べて短いため、大腸菌が膀胱に届きやすいということがあります。
膀胱炎だけじゃありません。
温水洗浄便座で肛門を必要以上に温水で洗いすぎると
● 皮膚がふやけて傷がつきやすくなる
● 皮膚に有用な常在菌まで洗い流してしまう
ことに。
これが元で起こる病症が
・ 各痔症状
・ 肛門周囲の湿疹
・ 肛門皮膚病
・ 肛門潰瘍
・ 肛門狭窄
・ 直腸炎
などの様々な病症を引き起こす可能性があるといいます。
また、温水洗浄便座を浣腸代わりに使っている人も多くなっており、温水洗浄便座を使わなければ便が出にくい”温水便座症候群”なる言葉まで現れています。
外部からの刺激がないと便が出にくくなってしまうと、痔の天敵の一つである便秘を引き起こすことにもつながってしまいます。
温水洗浄便座は便利ではあるものの、使い方を間違えると病症を引き起こすことにもつながりかねないため、使用方法や使用時間、使用回数に注意が必要です。
【参考、引用:大ぢ典『痔の予防につながるトイレ後の正しいお尻の拭き方と注意点』】
まとめ:お尻の拭き方、聞くは一時の恥。聞かぬは病気を引き起こす危険性も
恥ずかしくて今さら聞けない、正しいお尻の拭き方。
今回このブログをご覧いただいたみなさんなら、もうおわかりですね!
✓ お尻側から手を入れて、前から後ろに拭く(女性器や男性器からお尻に向かって)
✓ 女性は、小便は前から、大便は後ろから拭く
✓ 排便後、直腸の粘膜を元の位置に戻してから拭く
✓ トイレットペーパーを押し当てるようにして優しく拭き取る
✓ 温水洗浄便座を使う際は、使用方法や使用時間、使用回数に注意して正しく使う
これを守ることで、膀胱炎予防になったり、痔の悪化を防ぐことにつながります。
痔が悪化する原因の一つに、温水洗浄便座の使用が悪さをしていることもあります。
その場合は、温水洗浄便座の使用を中止しましょう。
代わりに、トイレットペーパーを温水で湿らせたものや、市販の”おしりふき”を使ってお尻を優しく押しあてて拭くと、温水洗浄便座を使用しているのと同じ、いやそれ以上の清潔感をもたらしてくれます。
あなたのお尻。
あんまり、いじめないでくださいね。
優しく丁寧に、ですよ~♪
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