レザークラフト楽しんでますかー?
だんだんレザークラフトに慣れてきたら、誰もがやってみたいと考える「革財布」の作成。
という質問に答えます。
という方へ。
しちゃいます!
ラウンドファスナー 長財布
長財布の縦2辺、横1辺を「コの字型」にファスナーで囲んでいるタイプのラウンドファスナー。
左右対称の形で収納容量が多く、ファスナーを開くとカードや小銭、札などが取りやすい人気の形状です。
使う際に、財布のファスナーを何度も開け閉めしなければならない手間がデメリットとしてあります。
しかし、それも慣れれば気にならず、デメリットを補うほどの容量の多さと形状の美しさが、ラウンドファスナータイプの魅力です。
ハンドメイドレベル的には、中~上級者向け。
革パーツも多く、初心者の方にとってファスナー付けは難しいかもしれません。
でも、やってみなくちゃわからない!
チャレンジあるのみですよ。
ダブルラウンドファスナー 長財布
ラウンドファスナーの容量を単純に2倍前後にしてしまう、ファスナーダブル使いの超大容量タイプです。
ダブルラウンドファスナー長財布の本体が厚くなるのは、もうしょうがありません。
そのことを織り込み済みで購入する魅力は、やはり収納容量の多さです。
長財布界の「キング オブ キングス」といってもよいでしょうね。
ハンドメイドレベル的には、中~上級者向け
革パーツが多く、ファスナーも2つ平行につける必要があるので、ラウンドファスナーより難しくなってきます。
作るなら、まずはラウンドファスナーから始め、ファスナーの取り付けに慣れてからの方がよいでしょう。
L字ファスナー 長財布
ラウンドファスナーは縦2辺、横1辺を「コの字型」にファスナーを囲むタイプでした。
対してL字ファスナーは、横1辺と縦1辺の「L字型」にファスナーで囲んでいる形状のものとなります。
ファスナーで囲むのがラウンドファスナーより1辺少ないため、スピーディーなファスナー開閉ができます。
また、ラウンドファスナーよりは軽くて薄くなっているものが多く、スマートな印象です。
ポケットに収納しやすいというメリットが、ラウンドファスナータイプのものよりあります。
ハンドメイドレベル的には、中~上級者向け。
革パーツが多く、ファスナー取り付けもあります。
ラウンドファスナーよりは1辺少ないので、その分ファスナー取り付けは、楽になっています。
折りたたみタイプ 長財布
ラウンドファスナーよりもスマートに中身を取り出せる、スタンダードな長財布です。
マチがあるタイプでは、紙幣を多く収納できます。
ハンドメイドレベル的には、初心者~中級者向け
革パーツもそんな多くないものを選べば、初心者の方でも作れます。
このタイプでは、派生形としてコンチョベルトを取り付けて、革紐で抑えたりとデザインの工夫が楽しめます。
二つ折り、三つ折り財布
二つ折り、三つ折り財布は長財布よりも革の厚さを抑えなければならず、容量もそんなに多くはできません。
しかし、気品に満ちたその形状は、スーツにも合います。
冠婚葬祭、オールマイティに使用できます。
ハンドメイドレベル的には中級者以上。
折りたたんだ財布にカードや小銭・紙幣が入った際、どのくらいの大きさになるのかをイメージして作る必要があります。
小銭入れ
革パーツが比較的少なく、デザインの工夫によっては、ラウンドファスナーやL字ファスナータイプにもできます。
ハンドメイドレベル的には、初心者の方から挑戦できます。
1枚革から作ることもできる小銭入れは、レザークラフトに慣れるための登竜門ともいえるでしょう。
ミニ財布(カードケース・パスケース)
キャッシュレス時代に適したミニ財布。
昔からカードケースやパスケースといった形状はありました。
それらは現代の支払い方法を投影しているかのごとく、利用頻度が高まってきています。
ハンドメイドレベル的には、初心者以上。
比較的少ない革パーツ数から取り組め、見た目もシンプルなものが多いです。
ポケットに入れてもかさばることがなく、胸ポケットから除く革製品はカッコよく見えます。
まとめ
【大容量タイプ】中級者~上級者向け作品
【中容量タイプ】初級者~中級者以上向け作品
【小容量タイプ】初級者以上向け作品
自作の革財布は、使い込むうちに経年変化という成長をします。
色がいい具合に日焼けされて味が出て、愛着がわいてくる。
長年使い込むことで、シワやキズさえも愛おしく感じる。
そんな革財布が作れたら、レザークラフター冥利につきますよ。
世界に一つしかない自作の革財布で、レザークラフトを楽しみましょう!
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